三上博史「若い頃は、どうしたらみんなが“げんなり”するかばかり考えていた」
● 三上博史(みかみ・ひろし)
東京都生まれ。神奈川県立多摩高在学中に、寺山修司が監督・脚本を担当した映画『草迷宮』(1979年)のオーディションに合格し、15歳で芸能界デビュー。映画『私をスキーに連れてって』(1987年)、ドラマ『君の瞳をタイホする!』(1988年)など、数々の話題作に出演。トレンディドラマエースのひとりとして脚光を浴びた。近年は、福山雅治主演のドラマ「集団左遷!!」の銀行の常務取締役など、名バイプレイヤーとしても存在感を放っている。今年1月には、寺山修司没後40年記念公演『三上博史 歌劇―私さえも、私自身がつくり出した一片の物語の主人公にすぎない―』で主演を果たした。
「PARCO PRODUCE 2024『HIROSHI MIKAMI / HEDWIG AND THE ANGRY INCH【LIVE】』」
『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』は、ジョン・キャメロン・ミッチェルが台本・主演、スティーヴン・トラスクが作詞・作曲を手がけ、1997年にアメリカ・ニューヨークのオフブロードウェイで初演されたロックミュージカルだ。2001年には映画化もされた。 ベルリンの壁がある時代に東ドイツで生まれ、“愛と自由”を得るために性転換手術を受けるが、手術ミスで“怒りの1インチ(アングリーインチ)”が残ってしまったヘドウィグ。物語は、そんなヘドウィグが、アメリカでロック歌手になり、小さなライブ会場で、ライブステージを行うかたちで進行していく。 日本初演は2004年。三上がヘドウィグを担い、翌2005年も演じた。その後、2007、2008、2009年には山本耕史、2012年には森山未來、2019年には浦井健治、2022年には丸山隆平が演じている。日本初演20周年となる今年は、『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』がライブ・バージョン「PARCO PRODUCE 2024『HIROSHI MIKAMI / HEDWIG AND THE ANGRY INCH【LIVE】』として、三上のヘドウィグが復活する。 東京/PARCO劇場 2024年11月26日(火) ~12月8日(日) 京都/京都劇場 2024年12月14日(土)14:00公演/15日(日)14:00公演 宮城/仙台PIT 2024年12月18日(水)19:00公演 福岡/キャナルシティ劇場 2024年12月21日(土)18:00公演/22日(日)13:00公演 ※掲載商品はすべて税込み価格です 文/長谷川あや 写真/玉井美世子 スタイリング/勝見宜人(Koa Hole inc.) ヘアメイク/赤間賢次郎(KiKi inc.) 編集/森本 泉(Web LEON)