【阪神JF馬体診断】ダンツエラン
「阪神JF・G1」(8日、京都) 出走馬の立ち姿の写真と馬体診断を、デイリースポーツのホームページに掲載する大好評企画。馬を見る目に定評のある僚紙・馬サブロー調教班の石堂道生(美浦)、吉田順一(栗東)の両トラックマンが、出走を予定する各馬をA~C評価しました。週末の予想にお役立てください。 【写真】阪神JFを制するのは?出走馬の馬体をチェック 【ダンツエラン A】 不良馬場のファンタジーSは3頭の際どい勝負となったが、しぶとい末脚でハナ差の接戦を制した。りんどう賞からは月1走ペースだが、1週前にしっかりと負荷をかけ時計通りのシャープな切れ味を発揮。体つきも前後のバランストが取れており、トモの厚みやボリュームもしっかりと保てている点は強調材料だ。マイル以下に適性のあるロードカナロア産駒らしい回転の速いピッチ走法だが、それなりに完歩を稼げる点は魅力。鞍上の指示に従順で馬場や脚質を問わない点は、今の2歳では心強い武器となる。(馬サブロー栗東・吉田順一) 〈1週前追い切り診断〉栗東CWで6F84秒7-37秒5-11秒2(G強め)を計時した。メイショウオーロラ(4歳3勝クラス)と馬体を並べる形からスタート。直線はスッと加速し、年長馬を3馬身引き離してフィニッシュした。1週前としては上々の時計をマーク。今の落ち着きなら距離延長でも問題はなさそう。このひと追いでほぼ仕上がった感があり、当週は感触を確かめる程度で十分だ。