もはやスーパーマーケット? 100円以下の高コスパ食品も充実した店舗拡大中 プロも注目のドラッグストアPB食品
食品スーパーに負けない食品の品ぞろえのコスモス薬品
数あるドラッグストア企業のなかでも、とくに食品の売り上げが高いことで知られるコスモス薬品。九州発祥の同社は近年、関西や関東でも店舗数を増やしており、幅広い地域で身近な存在になりつつあります。 複数の食品PBを展開するなか、「ON365(オン・サン・ロク・ゴ)」シリーズは“高品質・低価格”がコンセプト。契約栽培大豆を100%使用した3パック入りの「あじわい納豆」が69円など、100円以下の商品も多く、手に取りやすい価格が魅力です。 また、カップ麺や調味料、ペットボトル飲料、缶チューハイなど常温展開の商品だけでなく、「4種チーズのマルゲリータ」や「羽根つきギョーザ」のような冷凍食品も扱っていて、店舗にいると、スーパーマーケットで買い物するのと変わらない感覚になってきます。 「おいしい惣菜」は“即食・時短・簡便”をテーマにした、冷蔵・冷凍の惣菜系PBです。「アーモンド香るかぼちゃのサラダ」をはじめ、どの商品も半完成品または完成品。器に盛りつけるだけ、電子レンジで温めるだけ、湯せんするだけといったひと手間で、すぐに楽しめる点が魅力です。 また、「骨取りさばのみりん焼き」などの魚惣菜は、骨取りがしてあり、小さな子どもや年配の方がいる家庭でも安心です。さらに、ゴミや洗い物が少なくなるようパッケージも工夫されていて、まさに忙しい現代人にぴったり。ドラッグストアならではの視点や工夫が詰まった、食品PBといえるでしょう。 紹介した2社以外でも、ツルハやマツモトキヨシ、ココカラファイン、スギ薬局、サンドラッグなど、大手ドラッグストア各社は食品の品ぞろえを充実させた店舗を増やしています。パワーアップしたドラッグストアの食品売り場を覗いてみると、意外な発見があるかもしれませんね。 ※商品名・スペックは取材時当時のものであり、今後変更されることがあります。
石山 真紀