バルサ、長期離脱中の17歳ベルナルと2029年夏までの新契約締結へ…既にサインも完了?
バルセロナが、同クラブに所属するU-17スペイン代表MFマルク・ベルナルとの新契約締結に近付いている模様だ。スペインメディア『ムンド・デポルティーボ』など複数のメディアが報じている。 【ハイライト動画】衝撃デビューとなった今季のラ・リーガ開幕戦 現在17歳のベルナルはバルセロナ・アトレティック(Bチーム)所属ながら、トップチームに帯同した今夏のプレシーズンでハンジ・フリック新監督の信頼を勝ち獲り、シーズン開幕が近づいてもトップチームの一員として活動。8月17日に行われた2024-25シーズンのラ・リーガ開幕戦バレンシア戦(○2-1)で初のスターティングメンバーに名を連ねると、開幕から3試合連続でスタメン出場。“ラ・マシア”(バルセロナのアカデミー)産らしいテクニックとサッカーIQを見せつけ、トップチームでも遜色のない活躍を披露し、“ブラウグラナ”での未来は明るいと誰もが思っていた。 しかし、同27日に行われたラ・リーガ第3節ラージョ・バジェカーノ戦(○2-1)の後半アディショナルタイム、自陣右サイドでカウンター攻撃を防ごうとした際、左ひざを負傷。検査の結果、ベルナルは左ひざの前十字じん帯断裂、およびそれに伴う外側半月板の負傷が確認されていた。現地時間9日午前には手術を受け、無事に成功。クラブは全治まで約12カ月間を要する見込みと明かしていた。 この負傷により、今シーズン中の戦線復帰は絶望的となったベルナル。しかしながら、クラブはベルナルの未来を確約すべく、新たな契約の締結に向けて動きを早めていた模様だ。すでに今年7月には、2026年6月30日となる新契約を結んでいたものの、同契約における契約解除金は2000万ユーロ(約32億円)に設定されていた。この金額の場合、ベルナルのような将来を嘱望される若手は“引き抜き”に遭うケースも想定されるため、クラブ側は早くも新たな契約を提示したようだ。 今回の報道によると、契約書へのサインもなされており、新契約締結は完了しているという。今年7月に結んだ2026年夏までの2年契約に加えて、今回の新契約では2029年夏まで、契約期間が3年間増やされているようだ。契約解除金も5億ユーロ(約808億円)まで引き上げられたと報じられている。 また、移籍市場に精通するイタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏によると、今回の新契約では、給与も大幅に改善される見込みだ。現時点でベルナルは17歳のため、給与には制限が設けられているが、来年18歳の誕生日を迎えてからの“後払い”という条件で、新たな支払いが約束されているようだ。 無念の長期離脱を強いられようとも、クラブ側はベルナルの将来を疑っておらず、バルセロナの未来として大きな期待を寄せている。
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