勢力拡大中の“ミドル折り財布”4選

キャッシュレス化の潮流を受け、激しいほど様変わりし続ける財布＆革小物。次はどんなアイテムがヒットするのでしょうか？というわけで編集部が、主要ブランドの人気作や新作を徹底調査してみました。ジャンル別に、次のヒット作を予測していきます。 ⇒【写真】「次くる財布の筆頭」長財布と折り財布のいいとこどり“絶妙サイズのミドル折り財布”傑作選、中身、ディテールほか詳しい画像を見る（全28枚） 今回注目したのは、勢力拡大中の“ミドル折り財布”。普段、現金決済とキャッシュレス決済の比率が半々くらいだという人に特におすすめしたい、「長財布」と「折り財布」両方のいいとこどりができちゃいます。

キャッシュレス過渡期だからこその悩みを解決！

急速に進むキャッシュレス化を受け、長財布に代表される既存の財布とキャッシュレス決済前提のミニ財布の二極化が加速していた。……が、ここへ来てその動きも一段落。「実際、まだ現金を使うシーンは少なくない」という声も根強く、現況に見合った財布の登場が望まれていた。 そこに登場したのが、“ミドル折り財布”ともいうべき新ジャンル。充実した収納量や大きく開く構造と、二つ折り財布以上、長財布未満の絶妙なサイズ感を備えているのが特徴で、今の時代感にあった財布として注目されている。 ソメスサドルの「ファセット 二つ折り財布」がまさにその好例だ。フラップを開けると蛇腹式に大きく開く内装の様子は、長財布を思わせる。ポケットの数も多く、スペースに余裕があるところも同様だ。一方でサイズは一般的な二つ折り財布よりちょっと幅があるくらいで、十分気軽に持ち歩ける。コードバンによる高級感も抜群で、財布の新しいスタイルを提案している。

1. たっぷり収納できるのに持ち歩きやすいサイズ感！

ソメスサドル ファセット 二つ折り財布 FC-02

ソメスサドル ファセット 二つ折り財布 FC-02 ￥66,000 外側に革の宝石とも呼ばれるコードバンを、内装に色鮮やかなイタリア製スムースレザーを使用。カード入れはたっぷり8枚分確保し、さらに2層の札入れや3つのフリーポケット、小銭入れを備えた。W13×H9.5×D3cm 充実の収納構造ながらコンパクトなサイズ感！ 札入れは2層タイプ。紙幣の種類で分けたり領収書やチケットを収めたりと、さまざまな使い方が可能だ。 内装は長財布でよく見られる蛇腹仕様。中央にはL字ファスナーで大きく開く小銭入れを設けている。 たっぷり8枚入るカードポケットが嬉しい。 国内タンナー、新喜皮革でなめされたオイルコードバンを採用。一部には型押しを施し、双方の違いを楽しめる。 「小ぶりなサイズ感ながらコードバンを使うことで、財布に求められる高級感や品格もしっかり表現しているのはさすがです！」（スタイリスト：小林知典さん） 「長財布に引けを取らないくらいの収納量を備えているのに、扱いは圧倒的にラク！　実に現代的な収納構造をした財布です！」（編集部：浅野由加）