GⅠと平場で馬券の買い方に違いはある?【じゃいの人生は最高のギャンブルだ】第124回
あらゆるギャンブルに精通し、どんな場面でも貪欲に勝ちを狙う男・じゃい。馬券でマンションを買ったという芸能界屈指のギャンブラーが、人生を勝ち抜く極意を教えます。 【画像】じゃいの今週のギャンブル格言 【今週のお悩み・第124回】秋のGⅠが始まります。馬券のコツや心構えなどあったら教えてください。(40代・男性・会社員) * * * 神戸新聞杯はダービー組の決着。とはいってもメイショウタバルは取り消しで出走はしていないですが。まあ上がり馬に期待したけど、ダービー組が強かったということですね。メイショウタバルは菊花賞も楽しみになりました。人気になっちゃうかな? オールカマーは堅いと思って買わなかったですが、レーベンスティールは勝ったものの、2.3着が荒れて結構な穴馬券になりましたね。前残り展開を読めばという馬券でした。 さて、来週から秋のGⅠが始まります。まさに旬な質問ですね。 馬券の買い方に関しては平場とGⅠは基本的に違いはないかな。 敢えて違うところを挙げるなら、売上が多い分、オッズの変動は少ないというのはありますね。 例えば地方開催の最初の方のレースで、三連単に1点1万円をぶち込む!というのはあまりおすすめしません。オッズは大幅に下がりますから、旨味はないです。 しかし、中央のGⅠになるとそこまでの変動はありません。たとえば、僕が当てた2022年の高松宮記念は元々が500万馬券だったけど、乗る人が多数だったので278万馬券に下がりました。 でも、「おかげさまで当たりましたの報告」だけでも1億5千万円を超えてました。これがG1じゃなければ100万以下の馬券だったでしょう。これは僕の中でとても大きいことです。 もう一つは、GⅠを当てるのは平場のレースを当てるよりも価値が高いというのがあります。 これは一般の方にはそこまで影響はないかもですが、僕の立場だと、いつもより注目が集まる分、当てた時の印象も変わりますし、より多くの人が的中を知ってくれます。外れた時も知られることにはなりますが。 なので、買う金額がいつもよりも高くなるというのはありますね。 そして、馬券のコツや心構えですが、これは平場、G1に関わらずお答えしようと思います。 過去に「稼ぐギャンブル」「勝てる馬券の買い方」など、競馬やギャンブルの本を出版させていただき、ほとんど言いたいこと、書きたいことは記しているので、重複してしまいますが、コラム用に簡潔に上手くまとめて記します。 まず、的中率より回収率。これは口を酸っぱくして言ってます。多くの人は「当てたい!」「外したくない!」そう考えます。人間の本能として当然の思考です。ところがこれが落とし穴なのです。競馬は馬券購入者達で購入金額を取り合うギャンブルです。 しかも、全員の購入金額の約75%(券種によって異なります)を取り合うわけですから、勝つのは一部の人しかいません。全員が勝つのは不可能なのです。 ということは、全員が「当てたい!」「外したくない!」と確率の高そうな馬券に食いつきます。当然オッズも下がります。 このオッズこそが1番大切なものなのです。