GⅠと平場で馬券の買い方に違いはある?【じゃいの人生は最高のギャンブルだ】第124回
極端な話、0.9倍のオッズがあったとしたら、毎回当ててもマイナスになりますよね。1.0倍は毎回当てても何も増えません。リスクだけです。 競馬は数キロ走った結果がハナ差とかになる熾烈な戦いです。展開、不利などがあり、完璧に予想することは未来から来た人でない限り無理なんです。 色んな予想家がいます。人気がある予想家もいます。ただ、本当に毎回当たるような予想家なら3頭しか予想しないはずなんです。 ところが、そんな予想家はいないし、仮に3頭しか発表しない予想家がいたとして。毎回当てるのは不可能です。それほど競馬は難しいものなのです。 その不確定なものをオッズと照らし合わせて、期待値の高い馬券を買うことが勝つ条件になります。 僕も予想を公開していますが、 1レース外しただけで文句を言う人がいます。そういう人にはムカつくどころか感謝してます。競馬はシステムを理解してない人、馬券が下手な人が多ければ多いほど勝てる可能性が上がるんです。そういう文句を言う人はそれだけで「そのような人」確定です。嫌味でもなんでもなく、本当にありがたい存在なのです。 もちろんデータや情報収集、全ての視点から見た上での予想は必要不可欠です。それをいくらしたとて当たる保証なんて与えられません。しかし、長い目で見たときに必ず結果に表れてきます。 紙面では見えないものを見ることも必要です。 例えば出走馬全ての過去のレース映像を見る。これはまさにコツの1つと言えると思います。 心構えとしては、「負けを取り返そうとしない」。 負けを取り返したい、これはギャンブルでは1番危険な考えです。それゆえ、常に1レースずつフラットな気持ちで購入することを勧めます。 仮に外れたとしても、後悔はしないことです。スタイルがブレます。ただ、反省や復習はしてください。 秋のGⅠが始まりますが、どれかひとつでも当たれば勝ちくらいの気持ちでいいような気がします。GⅠの的中は平場のレースに比べて思い出になりますから。 ☆じゃいさんに相談したい悩み事を募集します! ペンネーム・性別、相談に必要な情報(年齢や職業など)があればそれも明記し、以下アドレスまで相談内容をメールでお送りください。じゃいさんが「ギャンブル的思考」でアドバイスします! 【jay_sodan@shueisha.co.jp】まで! じゃい1972年生まれ、神奈川県出身。97年にお笑いトリオ「インスタントジョンソン」を結成し、ネタ作りを担当。芸能界随一のギャンブラーとして知られ、過去には9370万円の馬券を的中させたことも。『稼ぐメンタル ギャンブルで勝ち続ける「ブレない」心の作り方』(KADOKAWA)など著書も多数。 構成・撮影/キンマサタカ