英V&A博物館が「見せる収蔵庫」を2025年に開館! デヴィッド・ボウイ・センターも同時オープン
同館の敷地内には「デヴィッド・ボウイ・センター」も開館する。これは2023年2月にウクライナ人実業家レナード・ブラヴァトニックによって設立されたブラヴァトニック・ファミリー財団とワーナー・ミュージック・グループからの寄付1000万ポンド(約20億円)で取得された、デヴィッド・ボウイのアーカイブとコレクションを展示するための施設だ。V&Aの声明によると、展示を通して「ボウイのアルバム『アラジン・セイン』や、彼が創出したキャラクター『シン・ホワイト・デューク』などの秘話や、ラナ・デル・レイからリル・ナス・X、三宅一生まで、彼がクリエイターたちに与えた多大な影響が明らかになる」という。
また、同館の近くには2026年春にV&Aイースト博物館もオープン予定だ。V&Aイースト・ストアハウスと合わせると、イギリスにおけるここ数十年で最大の博物館開発計画となる。総費用は、2000年に行われた大英博物館のグレート・コート大規模改装にかけた1億ポンド(現在の為替で198億)を上回る見込みだ。 V&Aの副所長兼COOのティム・リーブは、V&Aイースト・ストアハウスのオープンを伝える声明で、「ロンドンの創造的な伝統が息づき、才能あるクリエイターたちが集うこのエリアにおいて、国立コレクションへの新たなアクセス基準を打ち立てるという私たちの野望を実現するものです。(同館で)来館者は博物館の裏側にある魔法のような世界に浸り、自分だけの旅を創り出す力を得ることができるのです」と語った。
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