小池都知事が記者会見10月12日(全文1)豊洲市場は2日目にしてだいぶ改善
性自認・性的指向に関する電話相談事業を開始
それから3番目のテーマが、今日から、性自認および性的指向に関します専門の電話相談事業を開始するというお知らせであります。先般の都議会の定例会で「東京都オリンピック憲章にうたわれる人権尊重の理念の実現を目指す条例」と、長いですけれども、これが可決されました。この条例では取り組みの柱の1つが多様な性の理解の推進であります。性自認および性的嗜好に関する不当な差別の解消をうたったところであります。 都としまして、新条例の制定を通じて、多様な性があることについて都民の皆さま方に理解していただく、その理解の促進も図っていく必要があると考えております。併せまして、この条例の施行に先立ちまして、当事者を含めて、悩みを抱えておられる方々に寄り添いながら、不安、そして困りごとをお聞きする、その相談窓口を開設するということでございます。具体的には祝日、そして年末年始を除きまして、今日から毎週火曜日と金曜日、その2日でありますが、いずれも夜の6時から22時の間で電話でお受けをするということであります。 内容としては性自認や性的嗜好にかかるさまざまな問題につきまして、当事者だけでなくてその保護者の方々などのご相談ごとをお受けする、そして助言を行う、など、悩み、そして不安の解消につなげる一助としていきたいと考えております。
第1回東京宝島会議を10月23日に開催
次は宝島会議についてであります。第1回の東京宝島会議を10月23日に開催いたします。知事に就任してから島を回りますということを申し上げておりまして、東京には有人島が11ございますが、その全てを訪れたところで、もう2巡目に入るところであります。これらの島々には、とても素晴らしい自然環境、それから、それぞれの島の産品、特産品があります。島に流れる歴史や文化など、首都東京の島々には本当に島がそのものが多様性があるし、東京にとっての多様性を確保していただいている、宝物と言っていいだろうと思います。 そこで、この宝物のポテンシャルをもっと引き出せるのではないかということから、全ての島が魅力と活気にあふれますように、今年度から島嶼の地域のブランド化に向けた取り組みとして、東京宝島事業を開始しているところであります。 先月からは大島、神津島、三宅、八丈、この4島で先行して現地の事業者の方々を中心に、島の魅力、そして将来について、活発な議論や検討を重ねていただいております。前にお知らせしたかと思いますけれども、都としましても特産品のブランド化ということを進めたいと申し上げてまいりました。 今回この東京宝島会議においては、私も参加いたしまして、先行して議論している4島の取り組みのご報告、そして島の将来像についての議論などをもっと活性化していきたいと考えております。またこうした事業を進めていくために、統一のロゴであるとかコンセプトを定めていく、そのお披露目の機会ともいたしたいと思います。 今後ですけれども、各、島の宝の原石ですね、もともとの石にさらなる磨きを掛けて、カラフルに光り輝くように、そして東京の宝物に育てていくための取り組みを島嶼地域の方々と共に進めていきたいと考えております。