小池都知事が記者会見10月12日(全文1)豊洲市場は2日目にしてだいぶ改善
12日午前に安倍首相と面会
それから先ほど、午前中、総理官邸を訪れまして、安倍総理大臣と面会をいたしましたので、お知らせ、というかご報告を申し上げたく思います。安倍総理に対しましては、来月11月1日から始まります、東京とパリ市の文化交流イベントで、FUROSHIKI PARIS、こちらの展示の1つ、風呂敷の展示の1つに、総理が描かれたアジの絵を風呂敷にしたもの、こちらが出来上がりましたので、それを1つお持ちをさせていただいたということであります。風呂敷はパリ市庁舎内に、パビリオンに展示をすることとなりまして、パリと東京の交流に彩りを添えていただいたこと、大変うれしく思っているところであります。 また東京都がリーダーとなりまして、42都道府県が参加していただいている全国知事会における国産木材活用PTの取り組み、きのう第1回の会議を行ったところであります。これについてのご紹介させていただいて、都道府県がそれぞれ全国で共存共栄をして、そしてパイを切り刻むのではなくて、縮小均衡するのではなくて、パイをいかにして増やすか、この木材PTについては前も皆さんにお伝えしたかと思いますけれども、パイを増やしていくということと、国としての保水、保水じゃなくて治山ですね、これにつながる具体的な、現実的な、そして経済の原理にのっとった方法ということで、進めている旨を総理にお伝えし、ぜひ国としてもその後押しをお願いしたいということをお伝えしたところであります。 併せまして、平成31年度の税制改正に向けた議論が佳境を迎えることとなっておりますので、いわゆる税の偏在是正の問題についてもお話をさせていただきました。そしてこの東京都が抱えている、東京都の立場とでも申しましょうか、今2020年大会の準備をしている、そしてそういう中で、今後の都政の運営等、幾つか不透明な部分がございます。というのも、今日も株式市場がかなり厳しい、世界的な連鎖が起こっているような中において、やはり法人税に依拠する部分が多い東京都でございますので、これについても今後の見通し、それから今後の超加速度的に進む高齢化などの課題、防災などの課題、などなど、2020年の大会後の話にしていただきたいということで、私のほうから申し入れをさせていただいたところでございます。 よし、分かったという返事はございませんでしたが、しかしながら東京都としての考え方をお伝えするという、そのことが必要であると考えまして、直接、お訴えにまいった次第でございます。