「ミニ」と過ごした日々のこと。くっついたり離れたり。それでも忘れられない永遠の恋人!?
そんなことでミニは大好きだったが、自分で買ったのはかなり後になってから。 それも、「どうしてもほしいから買った」といった流れでは無く、ふとしたきっかけで衝動買いするといった流れだった。 いつも言っているが、わが家はコンパクト系が好きで、その時もBMW3シリーズクーペに乗っていた。満足していた。 そんな折に、スペインでBMW 6シリーズ クーペの試乗会があり参加したのだが、すごく気に入ってしまった。ほしくなった。でも、わが家サイズからは完全に外れる。だから、その気になるはずはなかった。 なのだが、家に帰り、写真を見ながら原稿を書いていたら、妙に気持ちが昂り、ムズムズしてきた。せめて見るだけでもと思い、家内を誘って馴染みのBMWデーラーに行った。 で、6シリーズ クーペを見たのだが、家内もカッコは気に入った。「素敵! でも、大きいなぁ」と、予想通りの言葉が、、。
僕にも異論はない。だから、「じゃあ、ドイツに遊びに行った時に、レンタカーでも借りようか、、」と言ってその場を離れた。 そのままBMWデーラーを出て帰ってしまえば何事も起こらなかった。、、のだが、隣に続くミニ デーラーに寄ったことで、とんでもないことが起きてしまった。 ミニ デーラーのど真ん中には、特別仕様車の「クーパーS ハイゲート コンバーチブル」と「クーパー ベイズウォーター」の2台が並べて展示されていた。 家内共々ミニは好きだったが、買おうと思ったことはなかった。なぜかわからないが、決定的に惹かれるまでにはいかなかったのだ。 ところが、ハイゲートコンバーチブルとベイズウォーター、、2台の特別仕様車が並ぶ様に、二人共、一気にテンションは上がってしまった。 「この2台持ちっていいんじゃない!?」とまずは僕が口火を切った。すると、家内も「いいわネェ、素敵!!」ときた。
「買おうか、2台一緒に⁉」と僕が続けると、「絶対に2台一緒がいい! 買おうよ!」と家内。 すでにご承知の通り、わが家は結論を出すのが早い。じっくり考えて、悩んで、右往左往して、、、といったことはほとんどない。たいていは、すぐ、「いいね!」「じゃ決めた!」ということになる。 2台のミニもそんな流れですぐ決まった。わが家担当のBMWのセールスマンを呼んで、「これほしいんだけど」と声をかけた。 彼は驚き、そして渋い顔になった。「岡崎さん、今日は6シリーズ買いに来たんじゃないですか? なのに、ミニを2台買って帰るなんて、、裏切りですよ!」と。 僕も家内も「ごめん!」「ごめんなさい!」と平謝りだったが、答えは変わらない。 、、、といったことで、わが家には「素敵なミニが2台」住むことに。僕が主にクーパーS ハイゲート、家内がクーパー ベイズウォーターに乗ることになった。 ハイゲートは濃いチョコレート色のボディに、少し明るいチョコレート色の幌。ベイズウォーターはシックな青のボディに黒のトップ。文句なしだった。内装も気に入った。