【専門家監修】クリスマス・イベントのごちそう★乳幼児が食べていいもの・ダメなもの
チョコレート
チョコレートは、脂質や糖分、カフェインを多く含むので、胃腸の負担になるお菓子です。一度食べるとくせになりやすいので3歳になるまでは控えたいもの。3歳以降もむし歯予防などを考えて、頻繁に食べさせるのは避けたいところです。
キャンディー・あめ
丸いタイプのあめは、1~2歳代はのどに詰まらせる恐れがあるので食べさせないのが基本です。3歳代はのどに詰まらないサイズであれば食べさせてもいいでしょう。
クッキー
チョコレートやナッツなどが入っていないプレーンなものであれば、1歳代から食べられます。糖分や脂肪分が多いので、量は控えめにしておきましょう。
シャンパン風炭酸飲料
クリスマス気分が盛り上がるアイテムですが、乳幼児にはおすすめできません。刺激が強く糖分が多い上に、カフェインを含むものも。飲ませるのなら、小学生以降にしておきましょう。
大人用の食事を子どもが誤って口にしないように注意して!
クリスマスやイベントのときは大人が飲酒する機会も多いでしょう。子どもが誤ってアルコールを口にすることがないよう、手が届くところおかないように注意を。また飲み残しを放置しないようにも気をつけて。 おつまみとして食べることが多い、ナッツ類・オリーブにも要注意。5歳ごろまでの子どもはかむ力が未熟で、しっかりとそしゃくできず、ナッツ類などの固形の木の実をそのままの形で食べさせると誤えんや窒息を起こす危険性があります。 オリーブはミニトマトと同じく、つるつるした球形。子どもが誤って食べないように注意しましょう。監修/太田百合子先生 取材・文/たまひよONLINE編集部どの食材でも、子どもの発達状況やそしゃく力に合わせたかたさやサイズに切ってから食べさせることが大切です。 クリスマスなどのイベント時は、親せきやお友だちなどの家族と集まってパーティーすることもあるでしょう。大人数でいると「だれかが見てくれている」と気がゆるんでしまうことも。大人が目を離したすきの子どもの行動にヒヤリとさせられないように、乳幼児に食べさせたくない・触られたくないものは、手の届かないところに置くのが鉄則です。●記事の内容は2024年12月の情報であり、現在と異なる場合があります。 監修者 太田百合子 先生 PROFILE:管理栄養士東京・こどもの城で長きにわたり乳幼児の栄養指導を行う。現在は東洋大学などの非常勤講師、指導者や保護者向け講習会講師、NHK子育て番組出演や育児雑誌などの監修を務めている。「ひよこクラブ」本誌の離乳食特集の監修も多い。日本食育学会代議員、東京都小児保健協会理事。モットーは「わかりやすい栄養相談」、研究テーマは小児肥満、離乳食、幼児食。太田百合子先生の監修記事・書籍
たまひよ ONLINE編集部
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