自宅から駅まで車で15分ほどかかるため、毎朝夫を「車」で送っています。バスにした場合の「定期券代」は、「燃料代」よりも高くなりますか?
多くの家庭で生じる悩みの一つが、通勤手段の選択です。夫を毎朝、自宅から駅まで車で送り迎えするための時間や費用が、生活にどの程度の影響を与えているのかを明らかにすることは、家庭生活および家計にとって大切といえます。 本記事では「駅まで夫を車で送る」ケースと「公共交通機関であるバスを利用する」ケースにおいて、それぞれのコストやメリット、デメリットを比較し、燃料代と定期券代について考えました。
車で送り迎えする場合と、バスのコストを比較
車を使って送迎する場合は燃料代がかかります。1ヶ月当たりの燃料代を計算してみましょう。 今回は以下の条件としました。 ・自宅から駅までの距離:片道10キロメートル(往復20キロメートル) ・車の燃費:15キロメートル/リットル ・ガソリン価格:1リットル当たり175円 ・1ヶ月の日数:20日 この場合、1日当たりの燃料代は約233円、1ヶ月の燃料代は約4660円です。 しかし、車には燃料代以外にもさまざまなメンテナンス費用(オイル交換、タイヤ交換、定期点検など)が必要です。これらを年間で考えると、普通自動車の場合、1ヶ月当たり1万円~2万円ほどの追加費用が必要と考えられるでしょう。 このほかにも自動車税や車検代、駐車場を借りている場合は駐車場代も必要であるため、より多くの費用がかかることになります。 一方、バスの通勤定期券の価格は、会社や路線、距離によって異なりますが、多くの場合1ヶ月当たり1万円~1万5000円程度が相場でしょう。 1ヶ月当たりの燃料代とバス定期券代を比較すると、燃料代はバス定期代の半額以下です。しかし、車の場合は燃料代以外の費用が必要であり、トータルコストではバス定期代の方が経済的になる可能性もあるでしょう。
車で送迎する場合のメリットとデメリット
車の場合、待ち時間が不要で、出発時間を自由に調節できます。また、ドアツードアの移動が可能で、重い荷物があるときや、雨など天気が悪いときには便利でしょう。また、プライバシーが守られた空間のまま移動できる点もメリットです。 しかし、燃料代や維持費が必要である点、通勤ラッシュ時の渋滞など交通状況によって予定が変わる可能性がある点、送迎者は自宅へ戻る時間が必要であることを考慮しなければなりません。
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