ヴィーガンミートは本当にヘルシー? 栄養士がメリットとデメリットを解説
※この記事は、海外のサイト『delish』で掲載されたものの翻訳版です。データや研究結果はすべてオリジナル記事によるものです。 最近では、ヴィーガンになったからと言って、食べ物の選択肢が豆腐とベジバーガーというわけではない。肉不使用の朝食用ソーセージやチキンナゲット、魚の切り身、噛むと肉汁が滴り落ちるジューシーなハンバーガーまで、あらゆる種類のプラントベースミートが市場に出回っている。実際、最高品質のプラントベースミートのなかには、肉肉しい食感や風味を忠実に再現したものがあり、肉の摂取量を減らしている肉食者でさえ本物と間違えるくらいだという。 でも、ヴィーガンミートはどれくらいヘルシーなの? 専門家によると、ヴィーガンミートには利点もあれば、いくつかの欠点もあるそう。たとえば、本物のチキンナゲットと同様、分離大豆たんぱく質やえんどう豆たんぱく質、またはそのほかのプラントベース原料で作られた偽物のチキンナゲットも、結局は加工食品とみなされる。そして、ほとんどの栄養士は常に自然食品を重視している。 「ヴィーガンミートには高度に加工されたものもあり、健康や持続可能性のために食べるという目的を台無しにしてしまう可能性があります」と話すのは、オンラインまたは対面で登録栄養士に相談できるプラットフォーム「フェイ」の登録栄養士であるリタ・フェイカリーさん。「とはいえ、ヴィーガン向けの代替品は、肉の匂いや食感、見た目を好む肉好きの人が、動物の肉の摂取量を減らすのに役立つことができます」 2023年に「ギャラップ」が行った世論調査では、アメリカ人のわずか1%がヴィーガンで、4%がベジタリアンであることが分かった。しかし同社は2019年、アメリカ人の4分の1近くが肉を完全に断っていなくとも摂取量を減らしていると報告しており、これによってプラントベースの代替肉の人気の高まりを説明できるかもしれない。 環境への配慮からインフレ下の食品代節約まで、肉の摂取量を減らす理由はたくさんあるいっぽうで、動物肉の摂取量を減少したり、食事から完全に排除することは、飽和脂肪酸を減らす一つの方法であり、心臓の健康にいいことが研究で分かっています、と栄養士たちは語る。代替ミートの健康メリットと懸念について、栄養の専門家の意見をご紹介。