「アォーン」「ケケケ」「ワンワーン」と鳴くことも!? 【体験談】飼い主が聞いた猫の「特徴的な鳴き声」
【獣医師解説】猫の鳴き声からわかる心理
ここからは、猫の鳴き声からわかる心理の一例について、ねこのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生が解説します。 岡本先生: 「まず、高い声での『ニャッニャッ』『ニャーニャー』『ニャーン』は、猫の一般的な鳴き声としてよく聞くでしょう。これは、猫が挨拶をしているとき、飼い主さんに甘えたいとき、何か要求があるときによくする鳴き声です。不満なときには低い声で『ナァー』と鳴いたり、怒っているときや威嚇しているときには『シャー』と鳴くことが多いです」
「クラッキング」は猫の特徴的な鳴き声の一例
岡本先生: 「猫の特徴的な鳴き声として代表的なものには、クラッキングがあります。猫が外を眺めていて鳥や虫などを見つけた際に、狩猟本能が刺激されて興奮し『ククク』『ケケケ』という鳴き方をすることがあります。クラッキングのほとんどは口を閉じた状態で発せられ、興奮のほかには警戒や挨拶、集中しているときにもよく見られるでしょう。鳥や虫を見て反応したり、クラッキングをする傾向にある猫というのは、好奇心旺盛なコに多く見られるのではないかと思います」
いつもとは違う鳴き声からわかる異変のサインも
岡本先生: 「普段あまりしないような声で猫が鳴いたときは、もしかしたら異変のサインのこともあるかもしれません。たとえば、トイレに入っているときに低い声で唸ったり、『ギャッ』と叫ぶ様子があるようでしたら、排泄時に痛みや大きな不快感を感じている可能性があります。そういった普段とは違う様子が見られた際には、動物病院を受診しましょう」 (監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生) ねこのきもちWEB MAGAZINE『猫の特徴的な鳴き声に関するアンケート』 ※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。 ※記事と写真に関連性がない場合もあります。 ※記事の内容は2024年10月時点の情報です。 取材・文/柴田おまめ
ねこのきもちWeb編集室