ホットドッグ早食い王の小林尊さん「日本で大会作りたい」…引退機に後進育成や食育にも意欲
「フードファイトを本気で始めた時から、これをスポーツにすることが夢だった」といい、「野球の大谷翔平選手のように、スター選手がいるとそのスポーツの人気は高まる。僕が米国でそういう存在だと見てもらえているなら、これからもこのスポーツに貢献していきたい」と話した。
デビュー以来、食べたホットドッグは1万個に上る可能性があるという。一方、食欲や満腹感を感じられなくなるなど、体に不調を感じるようにもなった。「フードファイトは早く食べることだけにフォーカスすると体を壊す」と話し、今後は食育にも力を入れて行く考えだ。
小林さんは長く拠点とした米国を離れ、現在は日本で生活している。次の目標について「日本でも早食い大会をつくりたい。早食いのルール作りや環境整備に取り組み、若い選手が活躍できる場所を提供していきたい」と話した。「日本でおいしいホットドッグをつくって、いつか米国で販売したい」との夢も語った。
こばやし・たける 1978年、長野市出身。日本の大食い番組で活躍し、注目を集める。2001年から米国に進出。米国で最も有名な日本人の一人と言われ、米メディアからは「早食い競争のゴッドファーザー」と称される。好きな食べ物はレバ刺し、ヨーグルト、豆腐。