G党の初夢は巨人・坂本勇人のV字回復 37歳シーズンに高まる期待
レジェンドにとって、どんな1年になるのでしょうか。 2025年に37歳シーズンを迎える巨人の坂本勇人です。日本プロ野球史上に残る屈指のショートストップは、2016年にセ・リーグの遊撃手として史上初の首位打者を輝き、2020年に右打者としては史上最年少の31歳10か月で通算2000本安打を達成するなど、球史に残る活躍を見せてきました。 【動画】坂本は初回の先制タイムリーを含め、3安打の猛打賞でミスターに並んだ 24年シーズンは心機一転、代名詞のショートからサードへコンバート。長嶋茂雄、原辰徳らが守った巨人のホットコーナーで華麗な守備を披露しましたが、打撃面では.238、7本塁打、34打点と不調に終わり、評論家からは衰えを指摘する声も聞こえてきます。 それでも、背番号6の輝きは不変です。スポーツ紙のプロ野球担当記者は言います。 「東京ドームに行けば分かりますが、ファンが掲げている選手名入りタオルは圧倒的に『坂本勇人』が多い。打席に登場したときのどよめきから言っても、ジャイアンツにとってオンリーワンの存在であることに変わりはありません。確かに36歳はプロ野球において大ベテランの部類に入りますが、体型も変わりませんし、よく練習をする。野球への真摯な姿勢は不変です。ベテランはチームによっては煙たがれる存在になってもおかしくないですが、坂本は若手からも『勇人さん』と慕われ、愛されている。V字回復への期待が高まるのも当然でしょう」 そんな坂本を巡る環境に変化がありました。少年野球時代にバッテリーを組んでいた盟友・田中将大の巨人入団です。 小学生時代は坂本が投手でマー君が捕手。運命の赤い糸で結ばれた二人の最終ステージで、まさか同じユニホームを着ることになるとは……。キャンプインからオープン戦、シーズン開幕と二人の動向に注目が集まることになるでしょう。 「マー君は現在、日米通算197勝。節目の200勝まであと3勝です。過度な期待は禁物ですが、例えば5回3失点でも、打線の援護があれば勝利投手になれる。終盤は大勢からライデル・マルティネスの鉄板リレーで逃げ切れますから。となれば来季、GIANTSのユニホームで200勝を達成できる可能性は高いです。そこで坂本が打って花を添えるとなれば、ファンの興奮は必至。坂本にとってもいい刺激になるのではないでしょうか」(前述の記者) 坂本勇人に老いは似合わない。円熟味あふれた攻守のプレーに期待です。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]