トリノ戦を前に“ミランで最後の日々”と囁かれるピオリ監督「チームの利益に最大限集中。重圧や期待をコントロールしなければ…」 | セリエA
【欧州・海外サッカーニュース】ミランのステファノ・ピオリ監督が日本時間19日のセリエA第37節トリノ対ミラン戦の前日会見に出席し、意気込みなどを語った。 【動画】プリシッチのドッピエッタなどミランが大量5得点で圧勝!
前節でカリアリに5-1と大勝し、3位ボローニャやユヴェントスとの差を7ポイントとし、セリエA2位の成績を確定させたミラン。ステファノ・ピオリ率いるチームは日本時間19日、イヴァン・ユリッチが指揮を執る10位トリノと敵地での対戦へ挑むが、指揮官が記者会見の席で意欲を示した。 「良い1週間だった。カリアリに勝って2位を確保したことで安心していられるので、より良いパフォーマンスが発揮しやすくなる。明日はレベルの高いパフォーマンスを期待している。ユリッチのことは、深く尊敬している。対戦は難しいだろう」 ミランは昨夏、大型補強を敢行したが、序盤戦でスクデット争いに出遅れたほか、UEFAチャンピオンズリーグ(UCL)はグループステージ敗退、UEFAヨーロッパリーグ(UEL)では、ローマに敗れて準決勝進出を逃した。またコッパ・イタリアも準々決勝敗退で結果を残せず、シーズン終了後のピオリ解任の可能性が囁かれている。 「ミランでの最後の日々になるかもしれないって? 考えないようにしているよ。ここへやって来てからは常に、シーズン終了後にクラブと面会し、評価を行い、今後について決めることになっている。それまでの間、チームの利益のために最大限の集中力を保っている」 ユヴェントスの指揮官マッシミリアーノ・アッレグリは、コッパ・イタリア決勝での行動が問題視され、シーズン終了を待たずに解任された。 「外部から判断するのは、難しい。彼は数々の結果を残してきた偉大な指揮官だ。ただ、われわれ指揮官は、ある種のプレッシャーや期待をコントロールしなければならないことを知っている。われわれの環境では、賛辞から批判に至るまでの全てが過剰になり過ぎるものだ。私が評価を下す気分にはなれない」
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