「シュトーレン」はおうちでつくれる。材料を順に混ぜるだけの簡単クリスマスレシピ
クリスマスが近づくと、パティスリーやベーカリーで目にする機会の多いシュトーレン。シュトーレンはドライフルーツやナッツがぎっしり入ったドイツの伝統的なクリスマス菓子で、粉糖をたっぷりかけて仕上げた真っ白い見た目が特徴。お店で購入する人も多いと思いますが、じつは家でも簡単につくれるって知っていますか? 今回は元パティシエで、スイーツ系YouTuberとして大人気のHIRO SWEETSさんに、身近な材料を使って簡単にできるシュトーレンのつくり方を教えていただきました。
本格派の味わい!パウンド型でつくれるシュトーレン
本場ではマジパンを使ったり、生地を発酵させたりする必要がありますが、今回はどっちも不要!材料を順に混ぜるだけでつくれます。 「シュトーレン大好きです。本当は時間をかけて食べるスイーツですが、自分でつくると一気に食べてしまいます(笑)」とHIRO SWEETSさん話すシュトーレンは、バターのリッチな風味とドライフルーツの甘み、ナッツの食感がたまりません!
●シュトーレン
【材料(8×18×高さ6cmのパウンド型1台分】 ・有塩バター 110g ・粉糖 80g ・全卵 2個(約100g) ・はちみつ 20g ・A[薄力粉40g、強力粉40g、ベーキングパウダー3g、シナモンパウダー1g] ・アーモンドプードル 40g ・<具材> ・ドライフルーツミックス 120g ・レーズン 110g ・好みのナッツ(アーモンド、クルミ、ピスタチオなど・ローストしたもの)計50g ・ラム酒 15g ・シナモンパウダー 適量 ・<仕上げ> ・無塩バター 50g ・グラニュー糖、粉糖、溶けない粉糖 各適量
【つくり方】
【下準備】 *前日にドライフルーツミックス、レーズン、シナモンパウダー、ラム酒をボウルに入れて混ぜ、漬けておく(時間がなければ数時間程度でもOK) *すべての材料を常温に戻す(とくにバター、卵) *型にオーブンペーパーを敷く *ボウルに卵を溶きほぐし、湯せん(50~60℃)で30℃前後に温める *Aをボウルに入れ、泡立て器でよく混ぜる *オーブンを170℃に予熱する 【つくり方】 (1) 常温に戻したバターに粉糖を加え、泡立て器で白っぽくなるまで混ぜる。 Point:あれば泡立て器の代わりにハンドミキサーを使うのがおすすめ (2) 温めた溶き卵を5~7回に分けて加える。その都度なじむまで混ぜる。生地がボウルにくっつき、なめらかになったらはちみつを加えて混ぜる。 (3) 合わせたAをふるい入れ、アーモンドプードルを加え、ゴムベラで練るようにして混ぜる。生地が白っぽくなり、ツヤが出たらOK。 Point:強力粉を使用し、練るようにするとグルテンが出てもっちり食感に (4) 粗く砕いたナッツ、漬けこんでおいたドライフルーツを加えて混ぜる。全体になじんだら、型に流し入れ、ゴムべらで平らにならす。台に軽く打ちつけて空気を抜く。 (5) 170℃に予熱したオーブンで様子を見ながら45~60分焼く。竹串を刺して、生の生地がついてこなければ焼きあがり。すぐに型から出し、クーラーの上で粗熱をとる。 Point:表面が焦げ茶色になるまでしっかりめに焼いて& (6) 耐熱ボウルに仕上げ用のバターを入れ、電子レンジ(600W)で約1分加熱して溶かす。ハケで(5)に塗り、グラニュー糖をまぶす。 Point:日もちするようバターと砂糖で表面をコーティングする (7) さらに粉糖、溶けない粉糖の順にまぶし、ラップで包んでひと晩以上おく。 Point:仕上げ用の粉糖は1パック(70g)でも足りますが、2パック(140g)用意すると作業しやすい できあがったら薄くスライスして毎日少しずつ食べると、味の変化が楽しめます。スパイスはシナモンのほかにナツメグ、ジンジャー、カルダモンなど好みでアレンジしてみるのもおすすめ! ラップでしっかりと包み冷蔵庫で1週間ほど保存可能です。 ※電子レンジの加熱時間は600Wを基準にしています。500Wの場合は1.2倍、700Wの場合は0.8倍を目安に加減してください。機種によって多少差があります ※電子レンジやオーブントースターで加熱する際は、付属の説明書に従って、高温に耐えられる耐熱ガラスの皿やボウルなどを使用してください ※液体を電子レンジで加熱した場合、取り出して混ぜるときに、場合によって突然沸騰する可能性があります(突沸現象)。できるだけ口の広い容器に入れ、粗熱をとってから取り出すなどご注意ください
ESSEonline編集部