【NFL】レイダースHCピアース、4勝13敗のシーズン後も“変更点は聞いていない”
アントニオ・ピアースがラスベガス・レイダースのヘッドコーチ(HC)として迎えた最初のシーズンは、暫定ヘッドコーチを務めた2023年シーズンの勝利数を下回る結果となった。将来が完全に保証されているわけではないものの、現時点では雇用されている状態のピアースHCは、現地6日(月)に自身の立場について“変更点は聞いていない”と報道陣に明かしている。
自身の将来を心配する代わりに個人的な成長に焦点を当てているピアースHCは、“ヘッドコーチが改善すべきことすべて”に取り組んでいると語った。
それは決断を下す際に、自分の直感をもっと信じることから始まるのかもしれない。
ピアースHCは「その状態に戻ること、つまり忍耐だ。私がもっとうまくやるべきことは、自分の直感を信じることだ。去年はそれがうまくできていた。今年はやりたかったことを思うようにできなかった」と話している。
ピアースHCは暫定ヘッドコーチとして感じていた自由とは裏腹に、2024年にはフルタイムのヘッドコーチとして働くことへのプレッシャーを感じていたのかもしれない。しかし、ピアースHCはクオーターバック(QB)の状況への対応方法について指摘しているようにも見えた。レイダースはシーズン開幕前にトレーニングキャンプで先発争いを行い、結果としてガードナー・ミンシューがシーズン開幕時の先発となっている。
最終的に、ピアースHCがエイダン・オコンネルをチームにとって最良の選択肢と見なしていたことが明らかになった。2023年シーズン、ピアースは暫定HCに就任した直後にオコンネルを先発に指名。2024年は同じアプローチを取る代わりに、新たに加入したミンシューと競争させた。そして、明確なリーダーが生まれないまま、ミンシューが先発となっている。
それが2024年におけるレイダースの可能性を損なう結果につながったのかもしれない。オコンネルを不確かな立場に置くことは、キャリア2年目のパサーには決してプラスに働かなかった。