「車にボールぶつけちゃった」小学生が謝罪、親も駆けつけ誠実な対応に感激「娘もこういう子に育ってほしい」
車は無傷…なのに、親「警察は呼びますか?」「指導の不行届き」と謝罪
──今回のことは、学校に行く途中だったとのことで、学生さんですか? 「はい。大学2回生です」 ──愛車にボールをぶつけたと謝罪をしたのは小学生4人組だとか。 「親御さんが来られるまでその子たちと話をしてたのですが、そこで小4だと言っていましたね」 ──投稿しようと思ったのは。 「ポスト内でも明言していますが、起こしてしまったことに対する対処というか対応が親御さんを含め初動から完璧すぎて。逆に自分が勉強させられたぐらいだったので、それらに対する驚きが投稿の原動力になったように思います」 ──ボールをぶつけられたとのことでしたが、車のどこの部分だったのでしょうか? 「車の左側、と彼らは言っていたので確認したのですが、左の後部ドアに少し砂が付いてたぐらいでそれ以外に気になるところは全くありませんでした」 ──小学生たちとその親御さんから謝罪を受けた時のことをお聞かせください。 「4人の中で1人がスマホで親御さんに電話をしたので、来られたのもその子のお母様だったんだと思います。こちらは傷がなかったことも確認していたので最初から警察を呼ぶつもりは毛頭なかったのですが、あちらの方から警察は呼びますか?とか、場所がコンビニの駐車場だったこともあり指導の不行届きであったとか、いろいろと気を遣っていただきながら陳謝していただきました。 一報を受けパートのお仕事を抜けてきたとおっしゃっていたので、なおさらあまり時間も気も遣わせてはいけないと思い、そこであらめてこちらは大丈夫なので、お引き取りくださいとお伝えして解散しました」 ──小学生や親御さんたちの対応に、あらためてどう思った? 「とてもうれしい気持ちになりましたね。ボールをぶつけられている側なのですがね(笑)。傷もなかったし、逃げてもバレない状況だったのに、4人全員待ってくれていました。自分がその年齢の時にそれができるか... 逆に自分の日頃の行いを見つめ直す機会にすらなったように思います。 また個人的に、24年落ちの古い車ではありますが、希少性が高くパーツの出回りも少ない車種でかつ自分の最初の車ということもあり、そういったところで大切にしてる気持ちが彼らに伝わったのかな、とも勝手に思ったり。その誠実さと謙虚さを忘れずに大きくなって欲しいな、と思いました」 (まいどなニュース特約・渡辺 晴子)
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