ラーメン店経営の元バイトAKB梅澤愛優香さん 中傷に悩まされつつ開業4年
元バイトAKBのメンバーで現在はラーメン店など飲食店経営者の梅澤愛優香(うめざわ・まゆか)さん(24)とラーメン評論家のトラブルがネット上で話題となっている。そして梅澤さんは今回だけではなく、かねてより誹謗中傷などに悩まされ続けてきたようだ。ここでは約4年前にラーメン店を開店してからの経緯を振り返る。
小さい頃からラーメン大好きで念願の開業
梅澤さんは1996年神奈川県大和市の出身。高校3年生のとき一時AKB48の派生グループ「バイトAKB」のメンバーとしてアイドル活動をした。バイトAKBはその名の通りアルバイト(有期雇用)の形態でメンバーが在籍。アルバイト求人サイトとのコラボ企画という斬新さが話題になった。グループの活動時期は第1期(2014年8月~2015年2月)と島崎遥香がプロデューサーを務め「ぱるる選抜」と呼ばれた第2期(2016年3月~8月)の2期あるが、梅澤さんは第1期にあたる2014年から15年にかけて活動し「ヤングジャンプ」(集英社)の巻頭水着グラビアに参加したりライブ、イベント出演などの実績がある。 アイドル活動に区切りをつけた梅澤さんは、かねてより惣菜調理のアルバイトや独学で研鑽を積んだラーメンづくりのノウハウを活かし2017年9月、地元の大和市に念願のラーメン店「麺匠八雲」(当時は八雲)を開店。翌18年10月には東京都葛飾区に2号店「麺匠八雲本店」を、さらに19年には麺匠八雲のセカンドブランドとして「煌龍軒」を神奈川県相模原市と東京都大田区に立ち上げたほか神奈川県横浜市に「味のとらや」(同年末閉店)を、20年8月には神奈川県鎌倉市につけ麺を主力商品にした「中華蕎麦 沙羅善」開店と事業を拡大した。現在は麺匠八雲の2店と沙羅善の計3店を経営しているわけだが、いずれも食材選びから梅澤さんのこだわりが息づく店となっている。 「元アイドルがラーメン店?という先入観もあるのか当初から心無い中傷を受けることがあり、お店のゴミを漁られたり出待ちされたりということもあったそうです。19年に営業していた『味のとらや』は誹謗中傷への対抗というか、味だけで勝負したいと自分の店であることを隠し1年間限定で営業して黒字経営するというコンセプトで開店したお店なんです。結果、味も多くの人から高評価を受け毎月黒字で目的を達成しました。実際に最後の月である12月にテレビ放送で実は梅澤さんの店だったことを公表しましたが、小さい頃からラーメンが大好きだったという梅澤さんの意地と本気度がうかがえるエピソードといえるでしょう」(スポーツ紙50代男性記者)