シャーロット・ケイト・フォックス第2子を妊娠 芸能活動への思い
NHK連続テレビ小説「マッサン」(2014年)のヒロインでブレークしたシャーロット・ケイト・フォックスの名前が久々にネット上に躍った。自身のインスタグラムで第2子を妊娠したことを報告している。今年4月には再び出演したクラレのCMでも話題になったシャーロットだが今後の芸能活動にも期待したい。
過去のインタビューからも伝わる芸能活動に賭ける思い
シャーロットは大きなお腹で19年に誕生した長男を抱いた写真などを掲載し「キットは間もなくお兄ちゃんになることを楽しみにしています。そして私達にとって2人目のsun/son = 太陽/息子へ、ママとパパはあなたの小さなおててを握れることを心待ちにしています」とつづっている。 1985年、アメリカはニューメキシコ州サンタフェ出身のシャーロット。カレッジ・オブ・サンタフェの演劇ダンス専攻でBFA(学士)、ノーザンイリノイ大学の演劇専攻でMFA(修士)を修了。ステラ・アドラー・スタジオNYはじめ一流のスクールで演技とダンスのスキルを磨いた。日本でその名が知られたのは2014年、「マッサン」で外国人として初めて朝ドラヒロインを演じたことからだ。日本に来たこともなければ日本語も話せないまま臨んだオーディションだったがずば抜けた演技力とセンスを発揮し見事合格、これが日本でのテレビドラマ初出演となった。ニッカウヰスキー創業者の妻・竹鶴リタをモデルとしたエリー役を好演。玉山鉄二演じる夫・亀山政春を一途に愛する姿は視聴者の琴線に触れ、同ドラマのヒットとともに一躍ブレークした。 その後もニューヨーク、東京、大阪でミュージカル「CHICAGO」のロキシー役を演じるなど話題を提供し続け、民放ドラマや邦画出演、日本語での舞台初出演、CM出演と芸能活動を続けている。NHK Worldの情報番組「Wild Hokkaido!」ではナビゲーターを務め、2019年のNHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」では竹野内豊が演じるストックホルム五輪日本選手団監督・大森兵蔵の妻、安仁子役で出演したことも話題になった。 プライベートでは2016年に前夫との離婚を発表し、18年に現在の夫と再婚。翌19年10月に第1子となる男児を出産している。 日本の作品ではなかなか白人女性が自然にフィットするシチュエーションが少ないこともあるのか、「マッサン」の時ほどには注目を集めるに至っていないが、芸能活動に賭ける思いは強そうだ。「マッサン」の後、民放ドラマで主演した際に筆者がインタビューしたとき「日本はいつまでも私の中で大きな存在。日本でずっと仕事をし続けたいと思っています。クリエイティブなメンバーと、いい物語を伝えていくことは、どこにいても変わらないじゃないですか」と話していた。2017年「ドクターX~外科医・大門未知子~」に出演した際には主演の米倉涼子が同番組の公式サイトに「シャーロットは日本的で繊細な感覚の持ち主。日本語も上手で、ちょっとしたニュアンスの日本語アドリブが飛び出したときは驚きましたし、スゴいなって感服しました」とコメントを寄せたこともあった。 今年4月には再び出演したクラレ企業CMが話題になった。コロナ禍のためシャーロットの場面は滞在先のアメリカと日本をリモート会議で接続して撮影したという。 (写真と文・志和浩司)