セダンからSUV、小型車へ…「車」が小さくなると「税金」や「維持費」は本当にお得? シニアの車買い替えを考える
シニア層をはじめとして、車のダウンサイジングを検討する人がいるようです。その中で、車が小さくなるたびに本当にお得になるのかが気になる人もいるでしょう。 今回は車のダウンサイジングとはどのようなものかとあわせて、メリットやデメリットについてまとめました。 ▼トヨタ「アル・ヴェル」は月々でいくらの支払いが必要? 返済額を試算してみた!
車のダウンサイジングとは?
車のダウンサイジングとは、車の維持費削減や効率化を目的として、小型車へ乗り換えることを指すようです。例えばセダンやSUVに乗っている場合、コンパクトカーや軽自動車などへ乗り換えることが代表例としてあげられるでしょう。 ダウンサイジングの数は年々増加していると考えられており、その背景にはドライバーの高齢化があるようです。また、車の価格が高騰しているのも、ダウンサイジングが進んでいる理由として考えられています。 また、昔の車に比べて安全性能が進歩しているのもダウンサイジングが普及している理由のようです。安全装備が充実していることで交通事故のリスクが軽減でき、高齢者からも注目を集めているといえるでしょう。
ダウンサイジングのメリット・デメリット
車をダウンサイジングするのには、メリット・デメリットがそれぞれ存在します。どのようなメリット・デメリットがあるのかについて、詳しく見ていきましょう。 ■メリット ダウンサイジングのメリットとして考えられるのは、車の維持費が安くなる可能性がある点です。自動車税や自動車重量税は、車の排気量や重さが関係して高額になるとされているため、セダンやSUVから軽自動車やコンパクトカーへ乗り換えれば、その分税金が安くなる可能性があります。 さらに、車が小さくなれば運転もしやすくなると想定できるでしょう。運転がしやすくなれば事故につながるリスクも軽減でき、利便性が高くなる可能性もあります。 ■デメリット 車をダウンサイジングすると、基本的には排気量が少なくなるでしょう。このことが関係し、車の走行性能に不満を抱く可能性がある点には注意しなければなりません。特に加速の面では大きな違いがあるといわれているため、最初のうちは違和感を覚えることもあるでしょう。 さらに、車の使い方によっては車内の狭さが影響するかもしれません。大きな荷物を積めなくなったり乗車人数が減ったりすることで、不便になる可能性がある点は理解しておくとよいでしょう。