「王室のスリム化」を歓迎? スウェーデン王室のマデレーン王女が考える「HRH剥奪」のメリット
スウェーデンの国王カール16世グスタフとシルヴィア王妃の次女・マデレーン王女が6月10日に42歳の誕生日を迎えたことを祝い、王室がインスタグラムの公式アカウントに、王女と夫のクリストファー・オニール氏、3人の子どもたちの公式ポートレートを投稿しました。 【写真】「世界一美しいスウェーデン王室」マデレーン王女の華やか美貌遍歴 その祝福の言葉とともに、王室は一家についての大きなニュースを明らかにしています。2023年9月に公表していたとおり、一家はこの夏、スウェーデンに帰国。首都ストックホルムで暮らすことになるといいます。 帰国の時期については、その計画が発表された後、当初の予定より延期されることが伝えられていました。一家は2015年にロンドンに移住し、その後フロリダに転居。10年近く外国暮らしをしていたことから、帰国の準備には考えられていたより長い時間が必要だったということです。
スウェーデンでは、2024年初めにマルグレーテ女王が退位し、新たな国王が即位したばかりのデンマークと同じように、王室の「スリム化」に向けた計画が進められています。 王位継承順位8位のマデレーン王女の子どもたち、王女の兄カール・フィリップ王子の子どもたちは、それぞれ「王子」と「王女」の称号を維持するものの、「HRH(His/ Her Royal Highness、殿下/妃殿下)」の敬称の使用が認められなくなっています。
ただ、マルグレーテ女王の次男ヨアキム王子とその家族の立場を巡る問題が国民を巻き込む騒ぎとなったのとは異なり、マデレーン王女は父の国王の決断を歓迎しているもようです。 子どもたちの立場に関する決定が発表されたときには、王女は次のような文書を公表していました。 「長い間、計画されてきたことです。子どもたちには将来、民間人として自らの人生を形成していくためのより幅広い機会が与えられることになります。クリスと私は、それは子どもたちにとって良いことだと考えています」
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