フェルスタッペン2位「相性が良くないトラックで最大限の結果。アメリカからはまた優勝争いをしたい」レッドブル
2024年F1シンガポールGP決勝で、レッドブルのマックス・フェルスタッペンは2位、セルジオ・ペレスは10位という結果だった。 【写真】2024年F1第18戦シンガポールGP 決勝スタート直後のランド・ノリス(マクラーレン)とマックス・フェルスタッペン(レッドブル) フェルスタッペンは、ほぼ一貫して、ランド・ノリス(マクラーレン)の後ろの2番手を走行。最終的にノリスから20.945秒遅れ、3位のオスカー・ピアストリ(マクラーレン)には20.878秒差をつけて、2位を獲得した。 ペレスは13番グリッドから1周目に10番手に浮上。ファーストスティントではフランコ・コラピント(ウイリアムズ)、セカンドスティントではニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)をオーバーテイクすることができず、苦しんだ。 シンガポールGPを終えた段階で、ドライバー選手権トップのフェルスタッペンと2位ノリスとの差は7ポイント縮まり、52ポイントに。コンストラクターズ選手権では、首位マクラーレンが40ポイント獲得に対し、レッドブルは19ポイントにとどまったため、その差は41ポイントと大きく拡大した。 ■マックス・フェルスタッペン(オラクル・レッドブル・レーシング) 決勝=2位(62周/62周) 2番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード 2位というのは僕たちにとって良い結果だ。スタートは悪くなかったけれど、僕のグリッドの方はグリップがあまりなかったため、ターン1に向けて仕掛けるのは難しかった。 最初のスティントではタイヤのデグラデーションがとても高かった。今回、残念ながら優勝争いをするペースはなかったから、タイヤを管理して、自分自身のレースをした。 ここは僕たちとの相性があまり良くないトラックであることは分かっているが、望んでいたペースがなかったから、まだ少しやるべきことがある。とはいえ、ダメージを最小限に抑えることができたと思う。 当然、常に上を目指しているから、これから改善する余地があることを分析するつもりだ。次のオースティンでシーズンが再開するまで数週間あるので、パフォーマンスを向上させ、マシンバランスを改善するために取り組む。ポイントを失うのではなく、再び勝利を目指して戦うために。 最終的に、今日は一歩前進することができた。先週の時点で、「2位になるだろう」と言われていたら、僕は喜んだはずだ。だからチームにとってとてもポジティブな結果だと感じている。 ■セルジオ・ペレス(オラクル・レッドブル・レーシング) 決勝=10位(62周/62周) 13番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード この結果を残念に思っている。すごいスタートを決めたのに、カルロス(・サインツ)とフェラーリがしたように、何台かをアンダーカットする機会を失ったんだ。 本当に残念なことに、スタートで3台抜いた後、トリッキーなレースになった。フラストレーションがたまった。戦略面で少しチャンスを逃したと思うからね。 マシンのバウンシングとバランスにとても苦労した。収まることがなかったから、僕にとって深刻な問題だったんだ。 フランコとニコをオーバーテイクするのが不可能だった。問題がどこにあるのか理解しているし、解決法はある。でもここは僕たちにとってとても難しいトラックだった。 シーズン残りレースを楽しみにしている。今後のトラックはここより相性が良いはずだし、僕たちの助けになるパッケージを期待している。 [オートスポーツweb 2024年09月23日]