50年間市場を生き抜いてきた“85歳・現役投資家”が明言…新NISAに入れるなら「商社株」が最良である確固たる理由
「投資に失敗はつきもの。失敗を重ねながら、大きなチャンスで勝つのが投資だ」と、50年間市場に対峙してきた85歳、現役・投資家である石井勝利氏は言います。石油危機、バブル崩壊、リーマンショックを生き抜いてきた石井氏の著書『85歳、現役・投資家のお金の哲学』(SBクリエイティブ)より、新NISAに最適な銘柄群と「中国経済」と連動する銘柄の重要性について、一部抜粋・編集してお届けします。 【早見表】国民年金・厚生年金「年金受取額」分布…2022年3年度末現在 2023.01.10
ウォーレン・バフェットも目を向ける「商社」
このようなことを書くと責任がありますが、自信を持って書きます。 商社は、日本独自の企業体で、常に将来性があり、収益アップの可能性があるところに出資、見込みのない事業は整理する。このように、低迷しようのない業態です。一時的に減益になっても、すぐに立て直します。もし、トップに問題があれば交代し、社内からいくらでも後任がいるほど人材豊富。 社員の平均給与は1,000万円をはるかに超える人気企業です。 この企業群に目を向けたのが、アメリカの著名な投資集団の創業者、ウォーレン・バフェットです。 かれは、日本の商社に9%程度の資金を投入していますが、さらに買い増している模様。何しろ、株式投資で重要な上場来の株価の動きを見ると、商社は全て上場来高値です。 関連銘柄は、三井物産、住友商事、三菱商事、丸紅、伊藤忠。これが五大商社。他にも、双日があります。株価チャートを見れば、全ては「上場来高値」の右肩上がり。多少の上げ下げがあっても、傾向は上向きで、中長期の投資には最適です。株について知識の浅い投資家でも、商社株の長期投資には失敗がほとんどありません。 あるとすれば、短期で株価を見過ぎて、下落のタイミングで慌てて売ることくらいでしょうか。上場来高値を続けている銘柄、業種は、長く持てば持つほど、成果が出ます。 新NISAには最適な銘柄群であり、他に代替えは見当たりません。他に、 日立、 三菱電機、 三菱重工というような日本を代表するメーカーもありますが、それは二番手です。 最終的には、自分で検証し、納得して、投資することを勧めます。 商社株への投資は、タイミングに関係なく、長期的にはいかなる時点でも有望。この本が古くなっても、貴重な情報です。
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