50年間市場を生き抜いてきた“85歳・現役投資家”が明言…新NISAに入れるなら「商社株」が最良である確固たる理由
「中国経済」と連動する銘柄を心得る
投資をする、株を買うということを考える際には、日本企業だけではなく、世界の企業の状況に目を向けることが重要です。ご存じのように、経済は世界中でつながっています。欧米はもちろん、中国、中東、アフリカ、南アメリカなど。 情報という点では、日本に関係が深いアメリカの情報がリアルタイムで入ってきます。なので、アメリカ経済、株式、政治については、テレビやネットで報道されており、とくに問題はありませんが、問題は中国です。調べてみると、日本から中国に進出し、拠点を置く企業の総数は、3万を超えています。 ここに、日本のビジネスマンが滞在し、日本の企業や日本人の生活に欠かせない仕事をしています。中国の現地での仕事は、当然、日本の上場企業と密接に関連し、業績にも影響します。 コロナの時は、日本にダイレクトに菌が到来し、企業活動、生活、医療、流通などに多大な影響がありました。今は、インバウンドは、コロナ前の2019年を上回るデータが出ていますが、当時は大変なことになりました。 世界第二の経済大国の情勢は、日本の企業動向に大きく影響します。とくに、安川電機、ファナック、コマツ、日立建機などは代表的な中国関連ですが、これらは一部で、投資をするならば、中国の経済動向には目が離せません。 初めの東証の株式が急騰しましたが、これは中国に向かっていた海外の資金が東京に流れてきたためという情報があります。 私の妹の長男である甥は、昭和電工関連の企業の中国滞在の役職にあり、大分、苦労したようですが、いまは、東京に戻っています。関係なさそうな中国ですが、侮れません。中国に続くのは、インドです。日本を抜いて、経済規模は大きくなることが予測されていますが、海外に目を向けて、間違いのない投資、お金の流れを考えていきましょう。 石井 勝利 投資家 経済評論家
石井 勝利
【関連記事】
- 投資で億り人となった26歳無職のもとへ税務調査がやってきて…「富裕層専門・ベテランの調査官」から渡された引導【税理士が解説】
- 〈月収77万円〉59歳の大企業部長、60歳定年「再雇用」か、それとも「退職」か…会社を去る人たちの自滅パターン「何か間違いでは」
- 「宝くじ1.5億円当たった!」年収560万円の50歳サラリーマン…歓喜も束の間、“まさかの決断”へ。高額当選者がたった数年で「不幸」になりがちなワケ【FPが解説】
- 「親が亡くなったら、真っ先にコンビニへ走る」が新常識!相続手続きで困らないためにやるべき、たった一つのこと【税理士が解説】
- 「すまん、どう考えてもムリ」娘は私立中学、息子は…年収950万円でも家計切迫「東京だったら…」 #令和のカネ #令和の子