【新潟2歳S】前走コースで明暗くっきり 東京マイル圧勝のコートアリシアン有力
中9週以上か中2週か
近年、クラシックロードでもっとも重要なのは、いかに早期にGⅠ出走を確実にし、消耗を最低限に抑えられるかにある。皐月賞を勝ったジャスティンミラノは3戦目でクラシックを制覇、前年のソールオリエンスもまた同じ。新馬から重賞Vはクラシックを制する黄金パターンになりつつある。 【札幌記念2024 推奨馬】勝率50%&複勝率100%の鉄板データを持つ!実力は日本トップレベル SPAIA編集部の推奨馬を紹介(SPAIA) 新潟2歳Sは夏競馬の2歳重賞のなかでも貴重な外回り芝1600m戦。将来に向け、その実力を試すまたとない機会でもある。早期の賞金加算と実力査定。どちらも叶えられる同レースは好素材が集まりやすい状況にある。 かつては新潟2歳Sを勝つと、その後は不振に陥るともいわれていた。しかし、勝ち馬からセリフォスやアスコリピチェーノといったGⅠ活躍馬も出現。その傾向も変わってきた。今年も好素材が目白押し。ここでのパフォーマンスは2歳GⅠ、そしてクラシックへつながっていく予感がある。データは過去10年分を使用する。 1番人気【4-3-0-3】勝率40.0%、複勝率70.0%をはじめ、3番人気【4-2-1-3】勝率40.0%、複勝率70.0%など勝ち馬はすべて4番人気以内。真っ向勝負の新潟外回りは末脚勝負の舞台。瞬発力の裏づけがある馬が強く、自然と人気馬同士の戦いになりやすい。伏兵は8番人気【0-0-3-7】複勝率30.0%など2、3着に入り込むものの、基本は上位人気による争い。無理せず、素直に下馬評を信じていいレースだ。 冒頭にあげた理想のローテーションのように、使い込まず、間隔をとって休養十分で挑む形がいい。中9週以上は【2-3-3-18】勝率7.7%、複勝率30.8%。6月東京、京都の前半で新馬を勝ち、新潟2歳Sへというローテが理想だ。その反面、中2週【3-0-1-25】勝率10.3%、複勝率13.8%、連闘【1-1-0-1】勝率33.3%、複勝率66.7%など間隔が詰まってもいい。同じ新潟開催中に新馬を勝ち、勢いそのままにといったパターンもある。