13年落ち中古フェラーリ、納車2週間で突如トラブル発生!!! 原因と修理内容はいかに!?(連載:33歳、フェラーリを買う)
原因
フェラーリ横浜サービスセンターに到着後、原因は10分ほどで判明した。可動部分のグリスアップで何事もなかったかのようにスムーズに開閉したのだ。何度か試したものの、とくに異常はなし。万が一、重篤なトラブルだったら出費が嵩むところだっただけにひと安心。 訊くと、フェラーリ正規ディーラー整備の場合、12カ月点検でグリスアップは実施するそうだ。整備マニュアルで定められているらしい。 わがカリフォルニアも12カ月点検(納車前整備)を1カ月以内に受けている。そのときの点検でグリスアップがされていれば、開閉機構に今回のような異常が発生する可能性は限りなく低いそう。ちなみに、フェラーリ横浜サービスセンターの12カ月点検は12万1000円也。 はたして購入先で支払った19万8000円の整備内容は妥当だったのか否か筆者はわからない。なぜなら整備とは、工賃もパーツ代もショップによってバラバラだからだ。とはいえ、正規ディーラーより約1.5倍も高いのは事実。2023年は中古車市場において、さまざまな“ビッグ”なコトがあった1年だったものの、まさか自分自身が、当事者として向き合うとは夢にも思っていなかった。 ちなみに今回を含む諸々の件は約2カ月後となる今年12月、購入先グループの別の人に相談したところ迅速に対応いただき無事解決。納得のいく形で着地したから結果オーライだ。 思うところはいろいろあるけれど、そんなモヤモヤも、ルーフを格納して走れば一瞬で吹き飛んだ。やっぱりルーフが開閉するのに越したことはない。あぁ、直ってよかった!
編集・稲垣邦康(GQ) 写真・安井宏充(Weekend.)