車体の大きい「ランクル」「アルファード」に挟まれたマンションの契約駐車場。ほかの駐車場に契約するしかない…?
駐車スペースによっては、普通乗用車のなかでも大きな車が駐車をしているケースがあります。大きな車が両隣に駐車されていると、自分の車の駐車スペースが狭くなり場所移動せざるを得なくなった方もいるかもしれません。 駐車の仕方によっては、罰金の対象となる可能性もあるため、それを踏まえたうえで大きな車を駐車している方への対応を検討しましょう。 ▼町内会費の支払いを拒否したら「今後ゴミを捨てるな」と言われた! 本当に従う必要はあるの? 今回は、平均的な駐車スペースや大きな車が自身の駐車スペースの両側に駐車していたときの対応方法についてご紹介します。
駐車スペースの平均的な大きさは?
国土交通省の「駐車場設計・施工指針について」によると、1つの駐車スペースに対して、以下の数値以上を原則としています。 ●軽自動車:長さ3.6メートル×幅員2.0メートル ●小型乗用車:長さ5.0メートル×幅員2.3メートル ●普通乗用車:長さ6.0メートル×幅員2.5メートル ●小型貨物車:長さ7.7メートル×幅員3.0メートル ●大型貨物車およびバス:長さ13.0メートル×幅員3.3メートル 今回はマンションの駐車場のため、普通乗用車の駐車スペースとして考えます。
ランドクルーザーやアルファードは駐車スペースよりも大きい?
今回は、普通乗用車のなかでもランドクルーザーやアルファードを例に、駐車スペースに対してどれくらいのサイズなのかを見ていきましょう。 なお、ランドクルーザーは「ランドクルーザー“250”」の2.8リットルディーゼル車ZXとします。 トヨタ自動車株式会社の公式サイトによると、ランドクルーザー“250”は全長4.925メートル、幅は1.98メートルです。 同社のサイトによると、アルファードは全長4.995メートル、幅は1.85メートルあります。 先の普通乗用車基準に照らし合わせると、両車種ともサイズだけでは駐車スペースの範囲内に納められる計算です。 ただし、ランドクルーザーの場合、駐車スペースの幅は残り52センチ、アルファードだと残り65センチのため、自身の駐車スペースの両側に駐車されていると、自分の車が駐車しにくい可能性もあります。 もしこうした事態により、自身の駐車スペースが狭くなったり別の料金が高い駐車場にとめたりしなければならないときは、駐車をしている車に対して対応が必要でしょう。