綾瀬はるか × 大沢一菜 初共演の映画「ルート29」で生まれた2人の絆
2022年公開の監督デビュー作「こちらあみ子」がさまざまな映画賞を受賞して注目を集めた森井勇佑監督。11月8日に公開される最新作「ルート29」は、中尾太一の詩集「ルート29、解放」からインスピレーションを受けて制作した不思議なロードムービーだ。鳥取で清掃員として働くのり子は、仕事で訪れた病院で入院患者から頼まれて、遠く離れた姫路で暮らしている彼女の娘、ハルを病院まで連れて来ることになる。秘密基地を作って遊んでいるハルは、ちょっと風変わりな女の子。早速、ハルに「トンボ」とあだ名をつけられたのり子は、姫路から鳥取まで国道29号線を一緒に旅をする。 【画像】綾瀬はるか × 大沢一菜 初共演の映画「ルート29」で生まれた2人の絆
のり子役は「台本を読んで自然に涙が出た」と語る綾瀬はるか。ハル役は「こちらあみ子」で鮮烈なスクリーンデビューを飾った13歳の大沢一菜(おおさわ・かな)。撮影を通じてすっかり仲良くなった2人に映画について話を訊いた。
魅力的な目を持つ2人
――綾瀬さんは大沢さんと初めて共演して、どんな感想をも持たれました?
綾瀬はるか(以下、綾瀬):初めて一菜ちゃんに会った時は、「わあ、あみ子が大きくなってる!」って驚きました。すごくシャイで、かわいくて、一菜ちゃんに釘付けでしたね。そこからだんだん仲良くなっていくと、すごく優しいところとカッコいいところが見えてきて、ハルに近いなって思いました。監督も言ってましたけど、目が魅力的なんですよね。セリフがなくても目で気持ちを伝えている。
――大沢さん、うれしそうに笑ってますね(笑)。大沢さんは綾瀬さんと共演してどう思いました?
大沢一菜(以下、大沢):テレビで見ていて、きれいだし、かわいいし、絶対優しいだろうなって思っていました。実際に会ったやっぱり優しかったし、テレビよりホンモノの方がすごくかわいくて、最初はとても緊張しました。
――ハルの秘密基地で2人が初めて出会うシーンがすごく印象的でした。あそこが初めて撮影した、2人がセリフを交わすシーンだったとか。