循環商社のエコミットがリユースに本腰 第1弾は「シロ」と協業、使用済み容器と衣類を回収
化粧品容器のリユースに挑む
化粧品容器のリユースは、香りや油分が含まれる容器の洗浄や回収拠点、コストといった課題が多く、難しいとされてきた。今回の“リユースシフト”では、高度な洗びん技術を持つ企業とタッグを組むほか、循環の専門チームがコストメリットを出すことを検証する。「シロ」ではこれら実証試験の後に、プラスチック容器のリユースも目指しながら、将来的には“リユースショップ”の実現を計画する。
「シロ」では、発注などの関係で資材を余儀なく廃棄してきたが、「今年は捨てない」(今井浩恵シロ会長)と強く表明。全ての資源の価値を見つめ直し、本質的な循環のために廃棄物ゼロを目指している。「社会には多くのゴミ問題が存在しており、化粧品の回収だけでは解決することはできない。地球上のゴミの半分が衣類関連であると言われている中、私たちはこの課題にもコミットする。本気で挑みたい」と意欲を燃やす。