採用担当「ほかにどこを受けていますか?」就活生「御社だけです!」→不採用…面接で落ちる「NG回答」とは【キャリアのプロが解説】
就職面接では、採用担当者が知りたいと思っている情報を質問から汲み取り、適切な回答をする必要があります。そこで本記事では、東京エグゼクティブ・サーチの代表取締役社長・福留拓人氏が、面接でよく訊かれる5つの質問を取り上げ、面接で“落ちる”人がしてしまいがちな回答例について解説します。 【ランキング】都道府県「大学(学部)進学率」…3位「神奈川」2位「京都」1位は?
こう答えると面接に落ちる「5つのあるあるパターン」
私どもは人材コンサルタントとして数多くの経験と実績を持っていますが、本記事では面接で答えてはいけない「あるあるパターン」をいくつかご紹介しようと思います。 面接でよく訊かれる質問と、それにどう答えるとマイナスになるか、という点に焦点を当ててみましょう。面接を受ける機会が迫っている方には何らかのお役に立つのではないでしょうか。
よくある質問と落ちる答え:その1
Q. 他にどこを受けていらっしゃいますか? A.御社だけです このように「御社だけ」と即答するとだいたい落ちます。 そもそもこのご時世ですから、面接担当者は候補者が1社だけ受けているとはまったく思っていません。この質問で担当者が見ているのは、その候補者が業界や業種などの企業選びにおいて、軸がぶれずに定まっているかどうかということです。すなわち自分の市場価値をしっかり把握しているかが問われているのです。 絶対に手が届かないと思われる企業で、書類も通らないのにたくさんの企業を受けているケースもあります。自分を過小評価する必要はありませんが、身の丈を超えた記念受験のようなことをしていないか、自分の行いを再確認してみるとよいでしょう。 とはいっても、その企業を志望する気持ちが大きければ、担当者もそれを感じ取るはずです。ですから、事業や文化などで自分と親和性が高い会社とか、いま経験している業務と何らかの関連がある職種とか、そういったプラスアルファの要素があれば、候補者は正直にその企業が第一志望であることを伝えてよいと思います。 ここで志望順位を隠したり嘘をついたりする必要もありません。人事担当者は歴戦のつわものですから、すべてお見通しだと考えるべきでしょう。