採用担当「ほかにどこを受けていますか?」就活生「御社だけです!」→不採用…面接で落ちる「NG回答」とは【キャリアのプロが解説】
よくある質問と落ちる答え:その2
Q. 何か最後にご質問はありませんか? A. 特にありません こう答える人はさすがに少ないですが、まれにいらっしゃいます。 面接担当者はここで熱意、志望度、この面接を通した理解度、このあたりを見ようと思っています。ですから、インターネットで検索すれば出てくる簡単な事実や、資料を調べればすぐにわかることを最後の質問にするのは避けたいところです。 また答える際の意欲や覇気がまったく感じられない態度や、こまかい労働条件ばかりを聞きたがる姿勢、これらは期待値を下げてしまうので、控えたほうがよろしいでしょう。 最後の質問にふさわしいのは、「実際に中途採用で入社されて活躍されている社員の方はいらっしゃいますか?」というようなリアリティのある質問だと思います。そういう質問が志望動機とリンクしていれば好印象を残すのではないでしょうか。 ただし、自分を印象づけるために意味のない質問をするのは、学生として新卒の場合は許されても中途採用の面接においては厳しく見られます。それも「熱意がない」とマイナス評価されるというよりは、面接で質問した内容がどれくらい理解されているか、そのあたりを論理的に評価されることが多いと思います。 ですから面接の最後に質問をうながされた場合は、なるべく生きたリアリティのある質問をするように心がけましょう。普段からそのような習慣を身につけておくことが望ましいと思います。
よくある質問と落ちる答え:その3
Q. 志望動機は何ですか? A.インターネットから抜粋した内容を語る ネットから引用してきた文章は不思議なものですぐにわかりますし、候補者本人のオリジナリティがまったく感じられず、言うまでもなく印象がよくありません。 ここでも人事担当者は、先ほどと同じく熱意と志望度と理解度を見ています。候補者がその会社を選んだ理由や感じた魅力を担当者に伝えるのはなかなか難しいものです。企業のホームページや会社案内には、その企業が大事にしている「何か」が書かれているはずですので、それを丸写しではなく、深く読み取って志望動機に結び付けてみてはいかがでしょうか。 求人票、会社案内、リクルーティングサイト、経営者インタビューなどから重要なキーワードを見つけて、それを自分に印象づけるような手法はアリだと思います。このような努力をすれば志望動機は企業に伝わるのではないでしょうか。