停止中の北陸新幹線から乗客が線路内に降りる 8キロ先で見つかる
富山県内で25日午後6時半ごろ、異音で停止した北陸新幹線「かがやき511号」から乗客1人が線路内に降りたことがわかり、長野―富山間で一時運転を見合わせた。JR西日本金沢支社によると、約1時間半後、8キロほど離れた線路上でこの乗客の男性を見つけたという。 同支社によると、25日午後6時20分ごろ、JR糸魚川(新潟)―黒部宇奈月温泉(富山)間を走行中のかがやき511号が異音のため停止した。まもなく、線路内を歩く人物を運転士が目撃したという。 乗客の男性は10号車の非常用ドアコックを操作し、ドアを開けたとみている。 男性は午後8時過ぎ、黒部宇奈月温泉駅の北東約1キロの線路上を歩いているところを見つかり、保護されたという。(前多健吾、久保智祥)
朝日新聞社