ベトナムで事業者向け食材ECを展開するKAMEREO、住友商事などから12億円超の資金調達
投資家からの評価は?
【引き受け先コメント】 ・住友商事 執行役員 リテイルSBU長 竹野浩樹氏 KAMEREO社は、レストランやカフェはじめ飲食ビジネスにかかわるみなさまのニーズや課題に向き合い、きめ細かい改善を重ねて多くの支持を得ることで、ベトナム食品流通事業の発展に貢献しています。本ラウンド後当社がハノイで運営する小売事業フジマートと連携することで、KAMEREO社の業容拡大を支援するとともに、新しいサービスを通じて、さらに多くのお客さまに高品質で安心安全な食品の提供をサポートしてまいります。 ・インスパイア・インベストメント 取締役 藤本学氏 弊社は過去10年以上にわたり、ASEANを中心とした日本企業の海外展開を支援してまいりました。単なる出資や輸出促進にとどまらず、戦略的な合弁会社の共同設立など、海外成長戦略の実現に寄り添った取り組みを行っています。ASEANにおける重要な成長市場の1つであるベトナムでは、KAMEREO社が構築してきた垂直統合型サプライチェーンが、顧客および市場に寄り添いながら、事業拡大に欠かせない相利共生的な価値を提供していると考えています。このたびの出資を契機に、弊社ファンド支援先との横断的事業連携の機会を創出し、シナジー効果を活かした事業価値の向上に努めてまいります。 ・SMBCベンチャーキャピタル 投資営業第4部 副部長 竹内基紘氏 KAMEREO社は「カイゼン」をコアバリューの第1に掲げる日本人経営者ならではの組織文化により、地道な営業活動とオペレーション改善を積み上げ、顧客を獲得すればするほど仕入条件が改善してより顧客を獲得しやすくなる成長の好循環に入っています。ベトナムにおける有望な日本人起業家の1人で、日本発グローバルで活躍する起業家のロールモデルとなりうるべき人物でもある田中CEO率いるKAMEREO社を今回の投資を通じてご支援できることは喜ばしい限りです。私共も「食品産業を再定義する」というビジョンの実現に向けてグループのネットワークも活かして様々なご支援をしてまいりたいと思います。 ・三菱UFJキャピタル 投資第二部 次長 後藤大暁氏 2023年に人口1億人を突破し、経済成長が進む一方で食品流通網には効率化の余地がある“ベトナムのマーケットポテンシャル”、価格・品質・納期の安定した流通を実現するため、サプライチェーンの川上から川下までを垂直統合型で手がける難易度の高いオペレーションを構築しながら事業を成長させてきた“KAMEREO社の将来性”、コロナ禍等の困難を乗り越えながら異国の地で事業を率いてきた“バイタリティ溢れる田中CEO”に期待し、この度出資の機会をいただきました。今後はMUFGの東南アジアネットワークも活用しながら、KAMEREO社の挑戦をご支援いたします。
日本ネット経済新聞