アルピーヌ離脱確定のオコン…数日前SNSでの傷心メッセージは、チーム代表から“今季限り”通告を受けた後だった?|F1
オコンが「来季は契約しない」と聞いたのは5月30日だった?
「F1ではリスクなしに報酬は得られない。レースのスタートは緊張感に満ちており、モナコではオープニングラップが最終結果を左右することもある。だからこそ、モンテカルロはさらに緊張感が増していた。結局のところ、僕らはみんな競争者であり、フィールド全体でのハードでフェアなレースこそがこのスポーツを素晴らしいものにし、僕がこのスポーツを愛している主な理由なのだと思う」 「モントリオールで素晴らしいカナダのファンの前でレースすること、そして将来待ち受ける刺激的な機会を楽しみにしています エステバン」 このメッセージは5月31日公になったものだが、バレット氏によると、オコンは前日の5月30日、シミュレーター作業をするためにアルピーヌの本拠地であるエンストンにいた。そこでファミン代表から“今季限りで契約は更新しない”と伝えられていたという。 翌日、オコンは前述のとおり反省の言葉を発した形になったが、このときにはすでにアルピーヌ離脱が確定していた模様。オコン本人は「多くの非難や否定的な意見があまりにも多くて、深く傷ついている」と述べていたが、アルピーヌから去ることが分かった上での、傷心の言葉だったようだ。 なお、オコンはモナコGPの接触に非があったとして、次戦カナダGPでの5グリッド降格がすでに決まっている。アルピーヌ側はオコンを懲罰欠場させることもほのめかしていたが、リザーブであるジャック・ドゥーハンが代役を務めるかどうかはまだ確定していない。現状はモントリオールでもオコンが引き続きレースに参加する線が有力となっている。