オーストリアGPのFP、比較走行VCARB勢は角田裕毅9番手&リカルド16番手とM&Sともに約0.4秒差…一時赤旗誘発も最速はフェルスタッペン|F1
2024年のF1第11戦、オーストリアGPのフリー走行が現地時間28日行われた。 現地シュピールベルクは晴天、気温22℃の路面温度31℃でセッション開始時刻を迎えた。 【動画】「ステアリング変えられないよね?」角田裕毅、オーストリアGPのFPでチームに相談…エンジニアは「今じゃなくて、セッションが終わってからね」 今回はスプリントフォーマットのため、FPはこの60分しかない状況。現地時刻12:30のスタートとともに、各ドライバーはすぐさまピットから出ていき、それぞれバラバラのコンパウンドで周回をスタートさせた。VCARBの2台も新旧セットアップを分けて比較走行を行っている。 折り返しの30分時点で、1:06.254のルイス・ハミルトンがトップ。2番手は0.132秒落ちで僚友ジョージ・ラッセルと、メルセデスが1-2のタイム順となった。なお、メルセデスはどちらもハードタイヤで記録したラップタイム。3番手マックス・フェルスタッペン、4番手セルジオ・ペレスと、レッドブル勢が3-4に続いた。この30分時点で、角田裕毅は1:07.510で13番手、ダニエル・リカルドは1:07.905で19番手となっている。 30分が過ぎると、ロングランのデータ収集に入るチームが増えてくる。だがその直後、フェルスタッペンがマシントラブルにより、ホームストレート上のコース脇にマシンをストップさせた。これでセッションは赤旗となってしまう。数分の中断を経て、残り24分から再開となった。 その後、ロングランの周回を行うマシンが多数となり、最後の10分が迫るとこの後控えているスプリント予選を想定し、ショートランに切り替えるドライバーが目立ってきた。 角田はここでソフトタイヤを入れ、1:06.579で周回し残り8分時点での3番手となった。ここから後続もタイムを上げていく。残り5分を切り、一時は赤旗の原因となったフェルスタッペンが1:05.685で周回し、これがFPでの最速タイムとなった。 2番手オスカー・ピアストリ、3番手チャールズ・ルクレール、4番手カルロス・サインツ、5番手はハミルトン(ハードタイヤ)、6番手エステバン・オコン、7番手ランス・ストロール、8番手ジョージ・ラッセル(ハードタイヤ)と続き、角田裕毅がトップから0.894秒落ちの9番手だった。10番手フェルナンド・アロンソというトップ10の顔ぶれになっている。 リカルドはトップから1.277秒落ちで16番手となっており、2つのセットアップで比較走行したVCARB勢は、ミディアム(0.395秒差)&ソフト(0.383秒差)の両方で0.4秒弱ほど、明確な差が出る状況となっている。
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