兵庫県議会の百条委、前財務部長が出頭…7月に調査結果の公表見送り
兵庫県の斎藤元彦知事を巡るパワハラ疑惑などの内部告発問題を調査する県議会の百条委員会が25日、開かれた。県の公益通報制度に基づく調査を担当した前財務部長の稲木宏光理事が証人尋問に出頭し、7月に調査結果の公表を検討したものの、見送ったことを明らかにした。 【一覧】百条委員会の委員に対するSNSの主な投稿
問題を巡っては、男性職員(7月に死亡)が3月、斎藤氏に関するパワハラ疑惑などを指摘した告発文書を一部の報道機関などに送付。4月に同内容を県の公益通報制度を利用して内部告発した。
県関係者によると、県の公益通報制度を所管する財務部は、斎藤氏の言動についてパワハラとまでは認定できないと判断。県に対してハラスメント研修などの是正措置を求める調査結果を7月にまとめたという。