自民との連立「揺るぎなく」公明・山口代表が強調 都議選23人全員当選
2日に投開票された東京都議選で、公明党は立候補した23人全員が当選した。山口那津男代表は2日深夜の会見で「党員支持者とりわけ創価学会の皆様にご支援たまわり、幅広い都民の理解を得ての全員当選だと思っている」とまず支持者らに感謝した。 【中継録画】都議選「公明党」開票センターの模様 国政では自民党と連立政権を組む公明党は、都政では小池知事と連携している。「都議会の側から小池都政と噛み合わせて都政を前に進める」と政策提携の意義を述べ、具体的に、議員報酬削減や私立高校の実質無償化、東京五輪・パラリンピックを見据えたバリアフリー化推進を実現したと自賛した。
今回の選挙で都民ファーストの会が第一党となり、同会代表を務める小池知事との関係で「二元代表制」の観点から懸念を示す声もあるが、「二元代表制のもとで議会の側で知事を支え、政策で時には競い合う。議会の側の都政の安定勢力が形成されたのは都政前進に好ましい基礎つくれた」と小池知事支持派勢力での過半数確保を評価した。 ただ結党間もない政党であることを念頭に入れてか「これを都民の期待に違わないように都政運営に活かすこと重要。この点で公明党都議団の実績や経験が重要になってくる」とも述べた。 一方で自民党が大敗したことについて「国政と都政は別。(今回は)都民の都政に対する審判」と強調。「国政の運営については、引き続き連立政権の役割が重要。いささかも政権運営に揺るぎなく、結束して国民の期待に答えていきたい」と述べた。