ポルシェの大人気モデル 新型「ポルシェ カイエン」のドライビングレポート&比較テストを含む情報の総まとめ!
しかしポルシェは、ドライビングモードスイッチ付きのマルチファンクションスポーツステアリングホイール(390mmと365mmの2サイズから選択可能)を標準装備することで、SUVにも「911」のテイストを取り入れた。フェイスリフトは、新しいレザーシート、トリム、ドアパネルの変更で締めくくられる。スペースは相変わらず広く、素材の選択も文句のつけようがないものだ。
標準装備の大幅な向上
ポルシェは標準装備の面でもレベルアップしている。新しいコックピット、大径ホイール(19インチから20インチ)、マトリクスLEDヘッドライトに加え、アシスタンスシステムも拡充された。 カイエンのサスペンションも見直された。スチールスプリングサスペンションが標準装備され、ダンパーは2バルブテクノロジー(伸側減衰と圧側減衰が独立)を採用。ポルシェアクティブサスペンションマネージメント(PASM)も標準装備されている。 ポルシェは今回のマイナーチェンジで、低速域ではより快適なサスペンションを提供し、高速域ではボディロールを大幅に低減することを約束している。2チャンバー2バルブ技術を採用したアダプティブエアサスペンションも引き続きオプションとして用意されている。
カイエン GTSは25kg軽量化される
内燃エンジンを搭載した最もパワフルな「カイエン」は「GTS」である。専用のシャシーが装備され、標準で10ミリのローダウン、さらにスポーティな制御システムを備えている。 「GTS」では、フロントのエアインテークが大きくなり、ヘッドライトとテールライトが暗くなり、ブレーキキャリパーが赤くなる。パノラミックルーフとアダプティブエクステンションリヤウイングが標準装備される。
スポーツデザインパッケージが標準装備され、シルパネル、ホイールアーチエクステンション、サイドウィンドウモールディングなどのコンポーネントがブラックで統一されている。一方、スポーツエグゾーストシステムのテールパイプはブロンズカラーとなっている。 インテリアでは、ポルシェは「カイエン」にGTスポーツステアリングホイールを採用し、レーステックス(人工スエード)をふんだんに使用している。レーステックスは、アームレスト、ドアパネル、ルーフライニング、サイドボルスター付きスポーツシートのセンター部分に使用されている。さらにスポーティな外観を求める人には、3種類の軽量パッケージが用意されている。これらは最大25kgの軽量化が可能。これは軽量ルーフ、カーボン製ディフューザー、断熱材の削減によって可能になった。
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