ポルシェの大人気モデル 新型「ポルシェ カイエン」のドライビングレポート&比較テストを含む情報の総まとめ!
カイエンSにV8が登場
「カイエンS」には、大排気量エンジンのすべてのファンにとって小さなハイライトがある。440馬力と550Nmを発揮する2.9リッターV6ツインターボが性能の限界に近づいていたため、ポルシェはV6を捨て、新しい4リッターV8ツインターボ(V8エボ)に置き換えることにした。出力は474馬力、600Nmで、0-100km/h加速は4.7秒、最高速度は273km/hに達する。
インテリア:新世代のコックピット
ポルシェはインテリアを全面的に刷新した。ツッフェンハウゼンに本拠を置くポルシェは、新しい操作コンセプト「ポルシェドライバーエクスペリエンス」によって、SUVに「タイカン」の風格をもたらした。
新しい操作コンセプトの中心となるのは、新しい12.6インチのフルデジタルカーブディスプレイ(スピードメーターは非搭載)で、自由に設定可能で、ピュアリストのために5つの丸型デジタル計器を備えた「クラシックモード」まで用意されている。ちなみに、ポルシェによると、このディスプレイは「タイカン」のディスプレイのように見えるが、同一部品ではないという。
真新しい助手席ディスプレイ
ダッシュボードに美しく統合された12.3インチのインフォテイメントディスプレイ(プレファセリフトと同様)によって補完される。まったく新しい機能として、10.9インチの助手席用ディスプレイが追加料金でのみ利用可能で、これも「タイカン」でおなじみだ。 これにより助手席乗員は、お気に入りの映画やシリーズを便利にストリーミング視聴できる。ドライバーの注意が散漫にならないよう、ディスプレイには運転席から見えないようにする特別なフィルムが貼られている。 ポルシェはセンターコンソールもすっきりとさせた。特徴的なグラブハンドルは残されたが、ギアセレクターレバーは姿を消した。ステアリングホイールの右側にある小さなシフトバイワイヤースイッチに変わる。この機能は、電気自動車の「タイカン」やハイパースポーツカーの「918スパイダー」でも採用されている。 空調コントロールは、触覚フィードバックが得られるタッチボタンで操作する。カバーの下には冷却された充電トレイがあり、スマートフォンを最大15ワットでワイヤレス充電できる。
【関連記事】
- 【パワーSUV対決】シュトゥットガルト対ミュンヘン 500馬力超のポルシェ カイエンとBMW X5の一騎打ち 果たしてその勝者は?
- これが最後か?ポルシェ カイエンが474馬力V8を搭載してビッグマイナーチェンジ カイエンS クーペのショートインプレッション
- 【初テスト】実用的なEレンジと優れたシステム性能を兼ね備えた新型「ポルシェ カイエンSとターボ Eハイブリッド」の2台をテスト!
- 【追加&アップデート情報】息が止まるほどの加速力と最高精度のステアリング 試乗レポートを含む新型ポルシェ マカンの情報総まとめ!
- 911の進化はとどまるところを知らない!パフォーマンスハイブリッドを搭載した「ポルシェ 911 GTS」の走りは?