ポルシェの大人気モデル 新型「ポルシェ カイエン」のドライビングレポート&比較テストを含む情報の総まとめ!
20インチが標準に
サイドビューはほとんど変わっていない。ドアとサイドパネルはそのままで、ホイールだけが新しくなっている。20インチから22インチまでの12種類のホイールデザイン(従来は19インチが標準)が用意され、そのうち8種類が新デザインとなっている。ポルシェはシステム出力を470馬力と650Nm(従来は462馬力と700Nm)としている。
リヤでは、ポルシェは弟分の「マカン」からヒントを得て、連続的なライトストリップを採用。ライセンスプレートのリセスは「カイエン クーペ」のようにテールゲートから新しくモデリングされたエプロンに移動した。ポルシェは多くのコンポーネントを変更したが、視覚的なチャプターは「革命ではなく進化」と要約できる。
パワーユニット:500馬力の新型カイエンGTS
新型「GTS」で、ポルシェは最もパワフルな単独燃焼エンジンを発表した。その4リッターV8ツインターボは、先代モデルより40馬力高い500馬力を発揮。最大トルクは660Nmで、SUVは4.4秒で0から100km/hまで加速し、最高速度は275km/hを発する。
3つのプラグインハイブリッドがプログラムに
エントリーモデルは従来通り、3リッターV6ターボを搭載したカイエンで、最高出力は353馬力、最大トルクは500Nm(従来は340馬力、450Nm)。その上に位置するのが「カイエンEハイブリッド」で、プラグインハイブリッドの駆動方式が大幅に変更された。V6の出力は304馬力に低下したが、電動モーターは大幅にパワーアップした。その出力は100kW(136馬力)から130kW(177馬力)に向上している。ポルシェはシステム出力を470馬力と650Nmとしている(従来は462馬力と700Nm)。
「S E-ハイブリッド」は3リッターV6を搭載し、353馬力を発揮する。これにリヤの改良型電動モーターによる176馬力が加わる。ポルシェは、519馬力のシステム出力と750Nmの強力なパワーを常時発揮するとしている。「S E-ハイブリッド」には直接の先代モデルがないため、先代モデルとの比較はできない。 最もパワフルなハイブリッドは、599馬力のV8とオプションのGTパッケージを備えた新型「ターボEハイブリッド」で、事実上、EU市場で販売終了となった「ターボGT」の正当な後継モデルである。
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