秀岳館が保護者に送付した内部謝罪文書と見られるものがSNS流出…サッカー部の段原監督の言動を「不適切」「生徒の心を傷つけた」と糾弾し謹慎処分を科した報告も
日刊スポーツの報道によれば27日に県サッカー協会の関係者が学校を訪れ、日本サッカー協会(JFA)の担当者も同席した上で、暴行容疑で書類送検された当該コーチに関する聞き取り調査が行われたという。上部団体であるJFAが動き出した背景には、コーチが持つ公認指導者ライセンスの資格停止を含めた懲罰処分が視野に入っているからに他ならない。 寮内で入学予定だった中学3年生が上級生から暴力を振るわれて入学式前に退寮し、スポーツ推薦入学が取り消された一件は、保護者が八代署へ被害届を提出。聞き取りを含めた任意の捜査をすでに終え、暴行を加えた3年生は自宅謹慎処分を受けているという。他にもすでに退寮した県外からの入学予定者が、複数を数えるとも報じられている。 今回流出した文書では「学校として課題に早急に取り組む所存です」と綴られている。だが、秀岳館高校サッカー部をめぐる一連の問題は、退職届を提出しているコーチへの懲罰処分や段原監督の自宅謹慎、そして文書での謝罪では済まない段階に達している。学校側は今なお公式な説明責任を果たしていない。 (文責・藤江直人/スポーツライター)