米タイム誌「世界で最も影響力のある100人」に大谷翔平と大坂なおみが選出…紹介文でAロッドが称賛したのはフィールド外の姿勢
世界初のニュース雑誌として知られ歴史のある米「タイム」誌が15日(日本時間16日)、恒例の「世界で最も影響力のある100人」を発表し、日本からは、エンゼルスの“二刀流スター”大谷翔平(27)と、女子テニスの大坂なおみ(23、日清食品)、建築家の隈研吾さん(67)が選ばれた。 大谷と大坂は「世界で最も影響力のある100人」の中でもトップ扱いとなる「アイコン(象徴)」の12人の中にヘンリー王子&メーガン妃、女優のブリトニー・スピアーズらと共に入った。 タイム誌では選んだ100人に対して、それぞれに、その分野の著名人の紹介文が付くのが恒例で、大谷には、マリナーズ、ヤンキースなどで、首位打者1回、本塁打王5回などの活躍をして通算696本塁打を誇り、現在はESPNの解説者を務めるアレックス・ロドリゲス氏がコメントを寄せた。 「大谷は、今までに見たことのないような素晴らしいシーズンを送っています。マウンドでの彼のスキル、優位性はメジャーリーグ全体で比類のないものです。彼は現代のバンビーノ(ベーブ・ルース)ですが、ベーブ・ルースでさえ20盗塁以上、40本塁打以上をマークし、同じシーズンに100 マイル(約161キロのストレートを)を投げてはいませんでした。翔平だけができることです。フランケンシュタインのように、それぞれの傑出した才能だけを接合し、一人の選手に組み立てられたのが、大谷翔平でしょう。彼はブライス・ハーパー(フィリーズ)のパワー、マックス・シャーザーの投球、トレイ・ターナー(共にドジャース)のスピードを持っています」 Aロッドは、22歳でMVP&本塁打王を獲得したパワーヒッターのハーパー、サイヤング賞を3度受賞し、今季も防御率トップのシャーザー、そして史上最多の3度のサイクル安打を達成し、今季も首位打者を守っているターナーの名前を出して大谷を絶賛。 さらに14度球宴出場のレジェンドは、二刀流スターの残している成績だけではなく、人格面をこう称えた。 「彼はフィールド上で信じられないことを行っているだけでなく、フィールドの外では紳士です。彼のチームメイトは、翔平について良いことしか話さないし、メディアやファンへの対応も素晴らしい人物です。彼は練習熱心だし 二刀流に関して一年一年、上達するよう努力してきました。それが ジャンプアップした2021年の今のこの状況につながっています」 そしてAロッドは大谷の紹介文をこうまとめた。