【ボクシング】V2戦に臨む日本ライトフライ級王者の川満俊輝は「花の95年組」の活躍に発奮
プロボクシング日本ライトフライ級王者の川満俊輝(29=三迫)が、V2を弾みに“花の95年組”への仲間入りを目指す。10日、東京・後楽園ホールで同級6位の大橋波月(26=湘南龍拳)と2度目の防衛戦に臨む。9日に都内で前日計量をクリアした王者は「自分のボクシングを貫けば問題ない」と自信みせた。。 戦績は10勝(6KO)1敗1分け。21年7月に後のIBF世界ミニマム級王者の重岡銀次朗(ワタナベ)に2回TKOで敗れたのが唯一の敗北で、昨年12月に大内淳雅(姫路木下)を下して日本王者となり、今年5月、安藤教祐(KG大和)を6回TKO撃破して初防衛に成功した。 田中恒成や井上拓真、ユーリ阿久井政悟、堤聖也ら7人の世界王者を輩出している同じ1995年度世代の活躍が大いに刺激になっているという。「(アマ時代に)堤とやったこともあるので、悔しい半面、うれしかったり、複雑な気持ちもあるけど、オレもという気持ちもある。そう思わせてくれることに感謝です」と素直な心境を語った。 2度目の防衛に成功すれば、来春のチャンピオンカーニバルで前評判の高い8戦全勝6KOの高見亨介(帝拳)の挑戦を受ける。ともに世界ランカーで世界挑戦をかけた大一番になる。「意識する部分はあるけど、そこにいくまでにこの壁を乗り越えなきゃならない。壁を乗り越えたら、自信を持って高見君に臨めると思う」。まずは目の前の挑戦者に集中する。【首藤正徳】