フランス出身のドラ1ルーキー、リザシェイがNBAの環境に驚き「『なんて特別待遇だろう!』って思うよ」<DUNKSHOOT>
プレシーズンゲームも始まり、いよいよNBAの開幕ムードが高まってきた。 今年のドラフトでアトランタ・ホークスから1位指名を勝ち取ったフランス出身の注目株、ザカリー・リザシェイも、日々調整に励んでいる。 【動画】ドラ1ルーキーが実力発揮!リザシェイのプレシーズン“デビュー戦”ハイライト 現在19歳のリザシェイは、まだ16歳だった2021-22シーズンに、地元クラブのアスベルでプロデビューしている。よって彼にとってシーズンオフの調整自体は新しいことではないが、今季は新天地のアメリカ、しかも世界最高峰リーグへの挑戦とあって、新鮮な気持ちで臨んでいることだろう。 実際、アトランタでの調整は快適に進んでいるようだ。 リザシェイが重点を置いている練習後のリカバリーも、フランス時代は選手個人に任されていたというが、アトランタに来てからは専任のスタッフが細かく管理して行なってくれることに感銘を受けたと、彼はインタビューで語っている。 また、身長206cm、体重91kgと線が細い印象のリザシェイは現在、体重増加に取り組んでいるとのことだが、それについてもプロのアドバイスにより、3度の食事の量を増やすのではなく、2時間置きに食べ物を摂取するといった計画的な方法で行なっている。 その食事についても、ブール=カン=ブレス(昨季所属したJLブールのホームタウン)でプレーしていた頃は自炊していたのが、アトランタに来てからはすべて用意されている環境も気に入っているという。 「以前は料理や後片付けも自分でやっていたんだけど、今はトレーニングから帰ると、すでに食事が用意されている。僕は食べるだけでよくて、あとのことはすべてスタッフがやってくれるんだ。『なんて特別待遇だろう!』って思うよ。まだそれに十分慣れてはいないんだけど、僕にとってそれは大きな前進だし、とてもハッピーだ。僕にとって一番大事なことであるバスケットボールに集中できて、それ以外のことは気にしなくていいんだからね」 ルーキーらしいなんとも初々しい発言だ。 リザシェイはアトランタに、フランス時代のコーチであるアントニー・ブロサール氏を伴っている。ブロサール氏は、トニー・パーカーが会長を務めるアスベルでユース世代のコーチを務めていた人物で、2020年のNBAドラフトでフィラデルフィア・76ersから34位指名を受けたテオ・マレドン(現在はアスベルに復帰)や、夏のパリオリンピックで日本の勝利の夢を打ち砕く4点プレーを決めたフランス代表のマシュー・ストラゼルなど、数々の有能な若手を育てた経歴を持つ。
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