アスリートのシューズを真っ二つ ! ASICS SKATEBOARDING編 ~プロスケーター石塚拓也さん~
東京・麻布十番にある日本切断研究所は、依頼があれば何でも切断してくれるという研究所。製品メーカーなどから自社の商品をカットしてほしいという依頼が殺到しているとのこと。
日本切断研究所でさまざまなものを切断するのが「フナソーダイヤカットマシン」と呼ばれる機械。所長の舟久保正榮さんが開発を手掛けた帯状のダイヤモンド刃を回転させることでどんなものでもキレイに切断することが可能な仕組みになっている。
カットもほぼ終盤。ヒールのタブの部分をカットするため、所長がタブを広げてテンションを掛けている。
自身のシューズが真っ二つになる様子を正面から直視する石塚さん。「こんなにスパッと切れるんですね」
プロスケーターの愛用する「ゲル ビッカー プロ」が真っ二つに切断された。これは貴重な瞬間だ。
切断されたシューズはまるでCTスキャンの画像のようにシューズの構造が丸見えになっている
「実際に切断されたソールを見ると本当に薄いですね。だからこそ足の感覚がダイレクトに伝わってトリックしやすかったのだと実感しました。またヒール部分にスポットのように入る“ゲル”ですが、このわずかなスポットで、10段ぐらいの階段からジャンプして着地する衝撃を吸収していたかと思うと、本当にスゴイ」
実は今回「アシックス スケートボーディング」のご厚意で、パリ五輪のために開発された新作の「ゲル フレッキー プロ 2.0」も切断させてもらった。
「ゲル フレッキー プロ 2.0」は、プロスケーターの意見を取り入れながら、アシックススポーツ工学研究所でスケートボード競技における選手の動きを分析し、一から開発されたモデルだ。19,800円(税込)
切断するとミッドソールもかなり厚く、かかと部分に配置されたゲルも「ゲル ビッカー プロ」より範囲が拡大されていることがわかる。
今回の切断したシューズに関して「アシックス スケートボーディング」のチームマネージャーである赤地さんにお話を伺った。