センターパネルに横一列で配置した15個のスイッチ…眺めてよし、使ってよしのクルマって!?【CARGoodsPress】
マツダCX-80のセンターパネルのスイッチは実に秀逸! CX-60と(あるいはベースは他車種でも?)共通なので、何を今さら……でもあるが、15個の物理スイッチがズラリと並んだ状態は壮観だが、タッチパネルなどより遥かにわかりやすく使いやすい。 【詳しく画像を見る】 一つ一つのスイッチは実測してみると天地サイズが17mm、幅は20~19mmほど。
小さ過ぎず冗長に大き過ぎないサイズで、押し込んだ際のコクン! と心地よくまろやかなカドの取れたクリック感や、適切と思える必要トルクとストローク感、下側で指先を受け止めてくれる小さな凸形状など、これぞクルマのインパネのプッシュスイッチ!といえる神経の行き届いた仕上がり。 ほかにシフトまわりには大小2つのダイヤルと9個の物理スイッチも備わり、主要な機能と操作系が手際よくひとまとめになっていて、とにかく迷わず使いやすい。 15個のスイッチは偶数で左右に事務的にわけられているのではなく、奇数なので中心の1個のスイッチの左右に品よくシンメトリーに振り分けられて並び、そんな収まりのよさも視覚的、感覚的に落ち着く。 *** CX-80は2024年10月に発売となったマツダのクロスオーバーSUV。全長4990mmの堂々としたボディに、3列シートと上質な仕上げ、装備が特徴。3.3Lの直6ディーゼルターボ、同・マイルドハイブリッド、2.5LのPHEVを設定する。
<文・写真/島﨑七生人>